メトロイドプライム
メーカー:任天堂
開発:レトロスタジオ
機種:ニンテンドーゲームキューブ
発売年月日:2003年2月28日
価格:6800円
ジャンル:シューティング(FPS)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
74
プレイ時間・・・約15時間
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
いいねいいね だめだこりゃ
・描き込まれたグラフィックは非常に美しい。サウンドも上々の出来栄えで雰囲気を盛り上げてくれる。特に、グラフィックは敵を撃つと視点にベチャリと体液が付着するなど、とにかく芸が細かい。

・操作は複雑だが、それなりに判り易くまとめられていること、敵をロックオンしてくれることなどから慣れれば問題ないレベルに収まってる気はする。FPSとしては敷居は低めと言えそう。それでもお手軽なゲームでないことは確かだが。
・視点の関係上、見えない方向から一方的に攻撃を受けることがあり理不尽に思える場所もあった。

・内容的にはかなり重めで、「探索」に特化した作りとなっている。これまでのような「軽快なアクション」は楽しめず、そのようなモノを期待すると恐らく途中でイヤになる。

・セーブポイントが少なく、ボス戦でやられると再びそこまでたどり着くのが面倒だったりする。

・映像も音楽も一級品だが、これまでのような良い意味でのB級映画臭さがないのはやや不満に思える。

・急激な視点変更が無い等それなりの配慮はあるが、やっぱり酔う人は酔う。オエ〜〜ッ!ギブギブ!!
感想じゃよ
 ワシはこの手のファーストパーソンシューティングははほぼ3D酔いするするし、海外ソフトハウスの製作。オマケにかなり苦手なジャンルなので購入は迷ったのだが、メトロイドシリーズの完全新作ということで決心。海外の子会社が開発した割には、洋ゲー臭さがそれほど無いのは好印象だが、内容的にはかなり任天堂社内開発の2D系メトロイドとかけ離れており、「メトロイド」であることを期待しているとかなり辛い。
 結局、操作の複雑さ、そしてキッツイ3D酔いにより馴染むことができず、途中でプレイを断念。個人的には最後まであまり面白さを感じることができなかった。「2」も発売し、ニンテンドーDSでも新作が予定されているが、手を出すことは無さそう。ワシはひっそりと2D系の新作が出ることを祈ることにしますよ。
 このシリーズは北米での売上に大きく依存するので、今後のシリーズ作品の主流がこの手のスタイルに移るのか、と思うと一抹の寂しさも感じるが、これも時代の流れなら、まぁ仕方あるまい・・・。ま、作品としての完成度は高いと思われるので、ワシのような「メトロイドシリーズに偏った思い入れ」が無く、ハードな内容を求めるゲーマーならば、じっくり楽しめるのではなかろうか。

掲載日:05年9月2日


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