パックマンVS.
メーカー:任天堂
開発:任天堂情報開発本部
監修:ナムコ
機種:ニンテンドーゲームキューブ
配布開始時期:2003年12月1日
価格:非売品
ジャンル:アクション


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
48
プレイ時間・・・5時間未満
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
良かったトコロ 良くなかったトコロ
・とにかくシンプルなルール。操作自体は誰でもすぐに慣れることができるのが大きな魅力ですな。

・暗闇で敵から逃げ回るスリル、そして、それを追いかける興奮から他の作品で味わえない個性を感じる。
・とにかく内容単純過ぎてすぐ飽きる。また、2人でも遊べるが3人以上でないと「鬼ごっこ」というこのゲームの根幹をなすルールが成立していないという、バランスの粗さがあるのが残念。とにかくアッサリした作りで味気なくやり込み要素もほぼゼロといった作りなので遊ぶ人の好みに依存し過ぎていて、見た目ほど万人向けではない。

・操作自体は至極シンプルなのだが、4人で対戦となると人数分のゲームボーイアドバンス本体とケーブル4本が必要になってしまう。

・対戦専用でなく、1人でもCOMを相手に暇つぶしできるモードがあっても良かったと思う。

・コントローラをコロコロ交換していく仕様なので遊んでいるうちにコードがすごく絡まる。ほどくのが大変だ(笑)!!

・ゲーム内の声がマリオの人と同じなので非常に違和感がある。
感想・もろもろじゃい
 景品という特殊な位置付けゆえか「とにかく作りたいように作った」感がムンムン漂う、ある意味異様な作品。瞬間的にはかなり面白いとは思ったが、いかんせん淡白過ぎて一本のゲームとしては物足りない印象。まあ、他のタイトルのオマケソフトであるこの作品にどうこう言うのも野暮ではあるが。
 03年のE3(米国ロサンゼルスで開催されたゲームショー)では任天堂の提唱するGC−GBA連動の目玉の一つとして展示された作品であるが、その当時の記事の内容からしていかにも地味だった。また、実際にやってみて思ったのは、敷居の高さと面白さのレベルが釣り合っていない事。この作品自体はただとは言え、本体数台とケーブルを揃えるとなると必要な金額は約4万円にもなってしまう。当時、任天堂は「オンラインは敷居が高く、現段階では時期尚早」と言っていたものだが、一連の連動作品はオンラインゲームのような「ソフトの購入費以外の利用料金」はかからないにせよ、オトナは「人を集めなければならない事」、コドモは「初期投資」に於いて大きなハードルがあった。任天堂の提案が正しかったかどうかは、そういった点から見ても、連動ソフト群がことごとく売れてない点からも、もう明らかじゃね。その辺の反省が活かされている様にも見えるニンテンドーDSには期待できるし、ワシ自身も大いに楽しんでいきたいと思っとるよ。

掲載日:05年1月27日


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