Tetris Phere
(邦題:テトリスフィアー)

メーカー:任天堂
開発:H2O Entertainment
機種:ニンテンドウ64(日本版は発売中止)
発売年月日:1997年8月11日
ジャンル:パズル(3D・落ちモノ)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
67
プレイ時間・・・7〜8時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
YOKAデスタイ! DAMEデスバイ!
・とっつきが少々悪いが、コツがつかめてくるとテンポよくブロックを消せるようになり、一度に大量にブロックを消して高得点を決めるとなかなかの爽快感を味わえる。

・64では珍しい、3Dスティックではなく十字キーをメインで使うソフト。3Dスティックのアナログ操作に慣れることのできない人でも問題なく遊べる内容。

・洋ゲーテイスト全開ではあるが、サウンドなんかはなかなかカッコいい。
・「テトリス」と名前は付いているが、ブロックの形状がテトリスに似てる程度で、内容は全くテトリスとは異なる。テトリスであることを期待すると違和感を覚える気がする。アイディアは面白いけどとっつきが悪い&あんまりシンプルじゃないってことで、テトリス級の傑作ではないと感じる。

・球の上を探してピースの置ける場所を探すのだが、一目では全体を把握できないので、常にひっきりなしに視点を移動させ続ける必要があり、分かりづらいしめんどくさい。上級者レベルになると違うのかもしれんが、少なくとも自分程度のレベルだと、考えて置く場所を決めるよりは置ける場所を見つけ次第ポンポンとピースを置いてった方が高得点に繋がりやすいと感じた。

・慣れるまではなかなか思ったようにブロックを消せず、テトリス程シンプルじゃないのでちょっと人を選ぶ面はあるかも。バランス的にもちょっとアバウトで大味な側面も否定できんかも。

・英語なんで分かりづらい(ま、日本向けじゃないから仕方ないけど)。
感想じゃい
 日本国内ではニンテンドウ64発売直後のチラシに写真付きで載っていた(売り文句は『球の上での試行錯誤!!』とかだったように記憶している)が、翌年発売中止。アメリカでは97年に発売(しかし、なんで出なかったんだろ、国内で。弾不足で困ってたのにねぇ)。海外ソフトを扱ってる通販サイト等を通じて購入すれば日本の本体でも一応遊べる(ただし、カセットの形状が微妙に異なるので、カッターなどでカートリッジ差込口を無理矢理削って国内版本体に挿せるようにするか、海外版本体毎買う必要がある)。

 とりあえず、遊んでみての感想は『テトリスとは全くの別物』。テトリスであることは期待しない方がいい内容。まあ、任天堂は自社のパズルを海外展開する時「テトリス」の名前を付けたがることが多い(確かパネポンなんかも「テトリスなんちゃら〜」とか言った名前だったはず)ので、そんなに珍しいことでもないかもしれんが。ただ、ツマランってくらいでもないかな。やり込んでみると結構味がある作品でもある。結構不思議な感覚があるソフト。

掲載日:2011年1月9日


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