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Among Us
メーカー:InnerSloth
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2020年12月16日
価格:520円
ジャンル:パーティ


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パーカー ぬいぐるみ

執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 6 9 7 8 74
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
Good!
・いわゆる人狼系のゲームで、4〜10人いる"Crewmate"が協力して宇宙船の修復活動に励んでいる最中、1〜3人ほどがCrewmateのフリをして敵として潜り込む"Impostor"としてこっそりと殺害や妨害活動を行うという、いかに自分達の役割をこなせるか、他人を監視するかが重要なゲーム。役割や作戦によって行動を変えたり、誰が敵なのかチャットを通じて追求していく点に毎回新鮮味を感じられて楽しめる。

・一回のプレイが長くても15分くらい、早いと5分もかからないという事もあり、とにかく手軽に遊べるのは利点。まともに楽しめるメンバーだと思えば連戦も出来るし、マッチングも自由に好きな部屋を選べるのでこの辺りの気軽さは助かる。

・マップのデザインや操作するキャラの見た目等はわりと単純で軽く手描きで書いたような見た目ながらも、見ようによっては味があるデザインだと思う。ゆるい見た目なおかげで他プレイヤーと言い争いになったり、追放されて宇宙船から放り出されたりマグマに突き落とされても、絵面的には笑えるというか。安っぽさが却って魅力に繋がってるデザインだと思う。
BAD!
・人狼系のゲームでは必ず生じる問題だが、発言力の強い人がゲームを取り仕切ってしまうとその人のチームが圧倒的に有利になってしまう。上手く発言出来ずに徒党を組まれると無実なのに罪をでっち上げられて追放されたり、他のプレイヤー次第で面白さが大きく変わる内容なのは避けられない部分。

・Crewmate側が宇宙船を修復するために率先して行う必要のある、タスク(ゲーム内のミニゲーム)の難易度の差が大きく、難しいのはクリア出来ず詰んでしまう場合がある。ボタンを押せば時間経過で達成出来る物もあるが、細かいボタン操作を要求される難易度の高いタスク周りではクリア出来ずに困っている人をそこそこ見掛けた。

・部屋を制作した人間が細かいルール設定を変更する事が出来るが、このルール設定がいい加減だとCrewmate側とImpostor側で有利不利が大きく働いてしまう。しかもマッチング部屋を探す時に細かいルール設定までは見られないので、部屋に入って細かいルール設定がどうなってるのか確認する手間があるのがやや難点。

・Switch版ならではの問題点だが、元がスマホのゲームとして作られていた事もあってタスクの操作やチャットでの文字入力など、素早く操作しにくくなっている部分が幾つかある。
宇宙空間に追放されながら感想。
 半年くらい前から欧米圏のインターネットミームで宇宙服を着た謎の二頭身キャラを見掛けるようになり、ふと元ネタは何かと調べて行き着いた先が本作。いわゆる人狼系ゲームの中でも手軽さやスピード感が魅力で、見た目の単純さもあって浅く広く楽しめるのが最大の魅力かと。スマホゲーム時代からプレイはしていたが、Switchでも日本語対応をして出たという事を聞いて購入。

 人狼系ゲームの宿命として他プレイヤー次第によってギスギスした展開に巻き込まれる事は間違いなくあるので、そういった事さえ理解しておけばそこまでストレスを感じる人狼系ゲームとはなりにくい気はする。他のプレイヤーとチャットによる会話が必要なのでカジュアルなゲームとは言い切れないが、気の合うプレイヤーがある程度揃った時の面白さは中々。

 かなり少人数の製作陣が作ったゲームなので、わりと単純な作りだなと感じる部分も多いが、落書きっぽいチープなデザインなのも却って利点や魅力に繋がっていたり。スマホ版も含めると配信から2年以上経ってるわりには単純な作りのまんまだなーと思う部分も有るにはあるものの、気のあうプレイヤーとプレイする事さえ出来ればゲーム中で多発するアクシデント等をかなり楽しめるので、共に遊ぶ相手やプレイする時の部屋次第では中々楽しめるゲームだと思う。

掲載日:2021年1月5日


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