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スーパーマリオブラザーズ35
メーカー:任天堂
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2020年10月1日
価格:無料(要ニンテンドースイッチオンライン加入)
ジャンル:アクション(2D)


広告(良かったら買ってくれぃ)
 
同じ35周年の
マリオ3Dコレクションもどーぞ。
(パッケ版/DL版)

執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 8 8 6 7 73
プレイ時間…5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イヤッフウウウ!!!(良いところ)
・Nintendo Switch Online加入者限定の『テトリス99』と同じく、大人数が生き残りをかけてのバトルロイヤルを行うオンライン対戦ゲーム。挙動やマップ構成などの基礎部分は初代スーパーマリオブラザーズそのものなんだけども、『タイムアップ』&『他プレイヤーから送り込まれる敵』&『ステージそのものの落下』の3つに追われながら進める点に独特の緊張感があって面白い。

・元のスーパーマリオブラザーズではスコア稼ぎをしたところで自己満足程度くらいにしかならなかったが、本作では敵を一気に倒す等のスコア稼ぎによってライバルを相手に有利を取れるシステムになっており、ただステージクリアをすれば良かったスーパーマリオブラザーズとは違う方法でプレイする必要がある。前半は積極的に稼いでいくべきだが、後半は他のプレイヤー次第で戦略を変えていくなど、バトルロイヤルゲームらしく立ち回りを変化させていくのが奥深い。

・そこまで情報量の多いゲームでもないので当たり前な気はするが、通信環境やマッチング速度はほぼ全く問題なし。ラグの多いプレイヤーも存在するのかもしれないがほとんど分からない。
マンマミーア!!!(悪いところ)
・ゲーム側から提示されるチュートリアルがやや乏しい。習うより慣れろのゲームなのかもしれないが、コインを集める意義や他プレイヤーをノックアウトする仕組みなど、プレイを繰り返さないと意味が分からない部分がある。

・ゲーム終盤になると上手いプレイヤー数人が比較的安全なステージでジリジリと時間稼ぎを狙うパターンが多く、この定石パターンを理解しているプレイヤーばかりを相手にしてるとかなり焦れったい。穴に落ちたら即座に負けになるゲームシステム上、腕前によっぽど自信があるならともかく基本的には相手側のミスを誘う方が安定するので、チマチマと時間稼ぎばかりになってくるのは爽快感が薄い。

・これを言うと致命的ではあるんだけども…ランダム要素が他プレイヤーから送られてくる敵キャラくらいなので、初代スーパーマリオブラザーズを遊び尽くした身としては、同じコースを何度も何度もプレイさせられても飽きやすい。他プレイヤーとの緊迫感だけで十分楽しめなくもないが、同じステージを何度も連続で遊んでいるとステージを攻略する面白さだとかは流石に薄れてくる。
クッパをスターで倒しながら感想。
 ご存知スーパーマリオブラザーズのゲームを舞台に、まさかのオンラインバトルロイヤルゲームとして進化させたスーパーマリオブラザーズ35周年作品。スーパーマリオブラザーズでのコイン稼ぎやスコア稼ぎが、そのままライバルへの攻撃や自分自身の有利へと繋がる仕組みになっており、スーパーマリオブラザーズを遊び尽くした人でも同じゲームなのに違う遊び方が出来る。

 自分はスーパーマリオブラザーズは遊び尽くしているのでいわゆるステージ攻略の定石や隠し要素等も全て理解してたんだけども、スコア稼ぎや他プレイヤーの存在があるだけでもかなり急かされるし、普通にプレイする時とは違う面白さが楽しめた。

 ただ、同じステージを何度も遊ぶのは流石に飽きる。目新しさは強いんだけども、そもそものスーパーマリオブラザーズというゲームの性質上、他のバトルロイヤルゲームほど高い中毒性がいつまでも続くかどうかは微妙なライン。スーパーマリオブラザーズ35周年の節目に合わせて作られた記念作品という印象が強く、純粋なバトルロイヤルゲームとして考えると作りはやや単純かと。記念作品という事もあってNintendo Switch Online加入者なら完全無料で遊べるのは良かった。

掲載日:2020年10月6日


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