ぼくのなつやすみ
メーカー:ソニーコンピュータエンターテイメント
機種:プレイステーション
発売年月日:2000年6月22日
価格:5800円
ジャンル:アドベンチャー
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
7 | 9 | 6 | 8 | 6 | 7 | 7 | 73 |
おっ、ええやんか。 |
・プレイヤーにはゲームにおける目標というのがゲーム側からは出されないので、一つの夏をどうやって過ごすかの目標はかなり自由になっている。虫取りや魚釣りといった事が基本ではあるが、ああしろこうしろという事が提示されないのでかなり気楽に遊ぶ事ができる。 ・ゲーム内にてナレーションをしているのは芸人のダンカン氏であり、大人になった自分が昔の自分を思い出しているという設定とダンカン氏の声がかなりマッチしている。 ・全体的にボイス量が多く、イベント数も多いので一つの物語を演出する事においては事欠かさない。 ・音楽というよりかは環境音に近いが、セミの鳴き声や川の音なんかはまさに夏といった感じで音を聞いているだけでも癒される。イベント時に流れる音楽も中々の出来なので音関係の出来はかなり良い。 ・グラフィックも全体的に『ザ・田舎』な風景ばかりだが、素朴ながらも美しい風景は音楽との相乗効果もあり、しんみりと心にくるものがある。 ・コレクション要素がかなり多く、魚や虫や凧を全て集めるのはとても大変。しかしほとんどが実在するものであり、計画をたてて集めていけば全て揃える事も可能なので、やりこみ要素も充実している。 |
あ〜、これはあかんな〜。 |
・主人公の操作方法がラジコン操作式で(PSの頃のバイオハザードなんかと同じ)少々操作しにくい。バイオハザードと同じく多方面からのカメラアングルになるので仕方ないのかもしれないが、この操作が苦手な人も多いかと思われる。 ・虫を標本にするには一々、自宅にまで戻らねばならず外で適当に虫を集めているとすぐにいっぱいになってしまう。少々不便である。 ・イベントからやりこみ要素から何から何までやろうとすると時間がかなり厳しくなってくる。スローライフがモチーフのゲームではあるものの、あっという間に夜になってしまうので慣れないうちはイベントが消化しきれずに終わってしまう事が多い。一日がもう少し長くあってほしかった。 |
よし、感想や。 |
特に目標もなく、一夏をかなり自由に過ごせるというのんびりとした雰囲気のゲーム。日常で追いたてられるのが疲れた人がゲームでも追いたてられたくないという時にはかなり合っているかと思われる。 ゲームの内容もまさに一夏の演出としてはかなりの出来映えであり、のんびりとした雰囲気はまさに『夏休みゲー』といったところか。のんびりと楽しむ事が前提条件のゲームなので、あくせくとプレイするのを求める人には合わないかもしれないが、誰でも子供時代の一夏を楽むことが出来そうなゲームである。 |
掲載日:2016年5月2日
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