ファイナルファンタジータクティクス
メーカー:スクウェア
機種:プレイステーション
発売年月日:1997年6月20日
価格:6800円
ジャンル:シミュレーションRPG
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PS1版 サントラ |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
8 | 9 | 6 | 7 | 6 | 9 | 8 | 80 |
よかですたい。 |
・システムの元となったタクティクス・オウガ同様、人物や世界の設定が細かく作りこまれており、ゲームに深みを与えている(↓で上げたように鬱陶しく思えることもあるんで良くも悪くもある)。 ・「ファイナルファンタジー」らしい要素も無理なく「タクティクスオウガ」のシステムに盛り込めており、独自色のあるものに仕上がっているし、ある程度親しみやすさも増したと思う。技や魔法の名前が慣れ親しんだFFの物なんで、理解しやすいってメリットもある。 ・やりこみ始めると軽く100時間以上遊べてしまう物量の多さは、このシミュレーションRPGとして重量級と言える。クラスやアイテムが豊富で攻略の自由度も高め。やり込みに応えてくれるだけのバランスに仕上がってるのもナイス。 ・『タクティクス・オウガ』同様、セレクトボタンを押して分からない用語・数値を参照できるヘルプはありがたい。かつキャラクター名を指定した時のセリフなどのテキスト部分も妙に作り込まれており、そういった遊び心もちょっと嬉しい。 |
だめですばい。 |
・システムが難解で難易度も高い(セーブする場所を誤るとハマりかけるてしまう箇所があるほど)。また、ストーリー自体も複雑で専門用語が多く、おまけに人物のセリフも回りくどい(この辺はディレクター松野泰己氏の味でもあるんで回りくどくないのもツマランだろうけど、もうちょっと配慮はあっても良い気はする)。 ・地形の高低差に拠る技・魔法の効果の及ぶ範囲を確かめにくいのが難点。当たる表示でも地形に遮られる事も多かったりして、ちょっとストレスはある。元となったタクティクス・オウガの時と違ってせっかく3Dポリゴンで描画されてるんで、カメラ回転機能とかあればなお良かったと思うけど。 ・魔法等のエフェクトが長い。表示に時間がかかってテンポが良くない(特にレベル上げの単純な経験値稼ぎなんかしてる時は)。戦闘の演出は「アリ(Full) or 短縮 op 無し」とか設定できたら良かったけどな。 |
感想なり。 |
これまではシミュレーションRPGというとファミコンウォーズやファイアーエムブレムなど任天堂のものを好んで遊んでいたが、想像以上に楽しめたゆえ、かなりラッキーであった。 ゲームバランスは難しめで、ファイナルファンタジーってメジャータイトルの派生作としては少々とっつきは悪く、FFを楽しめたプレイヤーがそのまま誰でも楽しめるようなゲームとは思えん部分はある。一方、タクティクス・オウガとファイナルファンタジーの雰囲気を上手く混ぜ込んだようなある種のコラボ的な面白さもあり、FFの世界観で松野泰己氏のシナリオを楽しめるって点でオンリーワンと言える存在感もあり。 敷居が低いゲームとは言えん気はするけど、システムやシナリオに対する理解度が上がれば、それに応じて更に楽しめるって意味で懐が深い。まぁ所謂スルメ系ゲームですかね。 |
掲載日:2007年8月17日
更新日:2017年9月19日
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