フィロソマ
メーカー:ソニーコンピュータエンタテイメント
機種:プレイステーション
発売年月日:1995年7月28日
価格:5800円
ジャンル:シューティング(2D・3D)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
52
プレイ時間・・・3〜4時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
グッドじゃ ブーブーじゃ
・CGムービーが多用されているが、これが無駄に綺麗。ファイナルファンタジー7が出る2年前の時点でこれ、と考えれば結構スゴイのかもしれない。

・声優の配役もまた無駄に豪華だったり。
・難しいわけじゃないんだろうけど、画面の外から高速で突貫してくる敵・弾が多かったりして覚えてないと被弾確定、みたいな箇所が多い。バランス的に大味。

・見た目において非常に凝っているのは理解できなくもないが、ゲームとして面白いかと言うと、別にそうでもない。演出の部分とゲームの部分が巧く融合してない感じで、せっかくの演出の良さがゲームに活かされてない。

・頻繁に視点が変わったり進行方向が変わったりするのだが、遊びづらいだけで面白くないのが何とも。

・3D視点のモードで特に思うのだが、当たり判定が判りづらい(敵から自分への攻撃も、その逆も)。適当に敵をかわすように動いていればそう被弾もしないけど、なんか釈然としない部分が多いんだな。
感想じゃ
 ムービーの部分は「すげー!!」とか思えるんだけど、ゲームの部分は残念ながら面白いと感じられる部分が無い。無駄に視点が移動してる割にはストレスばっか増えてくので、ならずっと横スクロールで良いよ!って思えるしなァ・・・。
 『映画的なゲーム』と言うよりは『シューティングっぽい要素が何となく入ったCGムービー』って感じ。「綺麗で凄い物を作ろう」って意志は伝わってくるけど、「面白いゲームを作ろう」って感じとはかけ離れている。個人的には映画的なゲームって時点であんまり好みで無いので、その域にも到達していない本作のようなゲームはどうしても評価は低くなる。

 なんだか、『ゲームとしては残念』としか言えない。う〜む・・・(苦笑)。

掲載日:2012年5月14日


機種別一覧に戻る

レビュートップページに戻る

縮緬遊戯堂トップページに戻る