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グラディウスV
メーカー:コナミ
開発:トレジャー
機種:プレイステーション2
発売年月日:2004年7月22日
価格:7140円
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)


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PS2ベスト版 サントラ

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 9 7 8 7 7 78
プレイ時間…25〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
てやんでい!最高でぇい!
・従来は自機の後ろをついてくるだけだったオプションをある程度操作できるようになったのが面白い。このオプションの操作がキモのバランスになっており、動きや組み合わせのパターンは数種類から選べて、どれかが強過ぎたり弱過ぎたりせずバランスが取れているのも良い。

・従来よりも敷居が下がった感があり、初心者やシューティングが苦手なプレイヤーに対する配慮が見られるのが好印象、そしてありがたい。ミスした地点で即復帰できる『沙羅曼蛇』方式の導入やオプションがミスした場所に残るなどの変更点などにより、そこからの復帰も大幅に楽になったのが嬉しい。

・BGMのテイストがこれまでのものと趣が異なるが、これはこれで良い。
べらんめい!いけねぇぜい!
・通路が完全に閉じてしまい自滅を待つだけとなるような地点がチラホラ見受けられ、必要以上にトライ&エラーを強要されているようで窮屈な感じはある。

・ステージの途中で飛ばすことのできない演出を何度も見る羽目になりかなり億劫。また、過去作よりボリュームがある反面、1周に掛かる時間も飛躍的にUPしてしまったんで、周回前提で遊ぶとなるとダルさはある気がする。
やいやいやい!江戸っ子の感想だぜぃ!
 制作元が変わったが内容は思った以上に従来のシリーズの延長上にあり、基本的には恐らく新規層の取り込みよりもシリーズのファンが遊ぶことを想定して作られている印象。されど、時代に合わせた大胆なアレンジも色々取り入れられていたり、高難度シューティングについていけないわしみたいなプレイヤーに対する配慮もあるなど、相応に敷居の低さもある。

 古典的とされがちなシューティングの新たな進化の方向性を示したゲームと言えそうなんじゃが、グラディウスはこれを最後にナンバリング作は一切出てないのが至極残念(更に言ってしまえば、本作自体コナミの内製ではなく、トレジャー社への外注作品だったりするし)。スタッフが既に霧散した事を思えば、名前だけの新作は兎も角、内容を伴ったグラディウスが出るのはもはや期待できんか。それだけはちょっと悲しい。

掲載日:2005年8月12日
更新日:2022年3月15日


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