ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風
メーカー:カプコン
機種:プレイステーション2
発売年月日:2002年7月25日
価格:6800円
ジャンル:アクション
広告(良かったら買ってくれぃ) |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
6 | 8 | 6 | 6 | 5 | 5 | 60 |
ディ・モールト ベネ!非常に良いぞっ! |
・原作のキャラ能力や特徴をゲームによく取り込めていて、ゲームバランス的にはともかくしっかり原作再現出来ているのがキャラゲーとしてはグッド。 ・ドラマCD部分も含めるとキャラクターの登場数はそこそこ多いが、それらのキャラの声がどれも熱演でキャラに合っていて良かった。 ・カプコンのゲーム音楽を広く手掛ける高野充彦氏が作曲しており、重厚感のある曲は耳に残った。過去にカプコンが出していたジョジョ3部の格ゲーのリメイク曲も使われており、特にポルナレフのテーマの曲のリメイクはかなりの名曲だと思う。 |
ペリーコロ!ヤバいんじゃねえか! |
・ゲーム中では原作のストーリーをザックリとなぞっているだけで、原作ではあったはずの名勝負がかなり大雑把にしか再現出来ていない事が多い。というか端折りすぎて一部のストーリーが意味不明になっているものも。そもそも原作の話が長い事や再現の難しい戦いが多いから仕方なかったのかもしれないが…。 ・キャラが動いているムービーシーンもあるが、半分近くは紙芝居仕立て。想像力に任せすぎなところもあるので、もう少し頑張ってほしかった。 ・バトルはかなり大味な作りで、敵をハメるのが楽に出来たり、逆に敵がこちらを長い間ハメてきたりする事もあったりとあまり出来は良くない。単純なヒット&アウェイでほとんどの敵に対処出来てしまうのもどうかと。 ・難易度変更も出来るが、難しいを選んでも敵の行動パターンや攻撃力は変わらず耐久力がただ上がるだけ。難しい、というよりかはただ固いだけで面白味に欠ける。 ・とにかく話がドンドン進むのでボリュームに欠ける。ムービー部分をまともに見てもクリアまで三時間かかるかどうかというくらい。 |
グラッツェ!感想だ! |
自分はジョジョの中で第5部が一番好きなのだが、それだけに第5部に着眼点が置かれた本作には興味が湧いた。意外にも音楽やキャラボイスは中々良く、音楽面に関しては原作に合ったチョイスだと感じた。ただ、良かったのはそれくらい。ゲーム的な面白さであるアクション部分や、ストーリーの再現度等はどれもイマイチだった。ダメダメというほどではないのだが、大して目を見張るところも無かったのも事実。 総じて言うと、ジョジョ5部そのものが複雑で映像化が難しい物語なのだから、無理にゲーム化にしようとする事自体が失敗だったのではないだろうか。まあこれまでジョジョの中でメディア化されていたのが最初の話である第一部と、ファンの多さから選ばれやすかった第三部ばっかりだったので、発売当時に話が終結していて一番新しい部である第五部が選ばれたのではないかと思うが。 |
掲載日:2017年11月13日
機種別一覧(PS2)に戻る
レビュートップページに戻る
縮緬遊戯堂トップページに戻る