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メタルスラッグ4
メーカー:SNKプレイモア
開発:ノイズファクトリー
機種:ネオジオ
発売年月日:2004年9月22日
価格:7140円
ジャンル:アクション(2D・シューティング)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 8 7 4 5 6 56
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・制作元が変わってる割にはそれっぽくは出来ている点は評価できる。まぁあくまで「それっぽい」止まりだけども。

・パロディ&コメディ路線、SF路線が強まった『2』や『3』に比べると、純粋に戦争モノっぽい雰囲気に回帰してる感じではあるかな(『1』に近い)。

・メタスラアタック(乗り物を失う自爆攻撃)が複数ボタン同時押しから他のボタンに退避させられたため、暴発しにくくなった点は評価できる。

・BGMはこれまでと趣がかなり違った印象ではあるが、曲自体は悪くないと思う。
ダメですばい。
・バランスがかなり粗っぽい。簡単過ぎて手応えの無い所、難しさが度を越していて嫌がらせとしか思えない所など、振れ幅が両極端で丁度いいと思える部分が少ないのは残念。

・本シリーズの良さってのはテキストが一切無くても話が完成されてる面白さにあると思うのだが、本作はどうも流れが意味不明で見てて「ハァッ!?」って感じる部分が多い。引き継いだスタッフが良さを把握してないが故の劣化仕様とも言えそうな。

・旧SNKの倒産によってスタッフが殆ど入れ替えになった弊害か、全体的に過去作からのパーツの流用が目立つ。ステージとかはまるまる複数の過去作そのまんまの箇所があったり、継ぎ接ぎっぷりが悲しい。ちょっと安っぽく感じられてしまう。さながら正規の作品なのに海賊版でも遊んでる心地に…(苦笑)。

・シリーズ初期作からのメインキャラであるターマやエリがいない(まぁ一応いるんだけど、操作キャラでなくて背景グラに隠れたイベントキャラ扱いってのが悲しい)。で、外してまで代わりに入れたのが韓国人キャラっていうのがね。消された両キャラが日本国籍ってのもまた日本のユーザをコケにしているとでも言うか…。シリーズへの愛ってよりは私物化が酷いと思う。
感想ですけん。
 『メタルスラッグ』シリーズのナンバリング作の4作目だが、旧SNK社が倒産して開発元が変わった弊害か、過去作からの多くの流用による安っぽさや粗っぽいバランス調整、更には海外のスポンサー企業からの押し付け要素が多いのが難点。ただ、シリーズ打ち切りの危機でもあった訳で、曲がりなりにも継続させてくれた点だけは評価できる…のかなァ。

 アクション・シューティングとしてはそこそこの出来にはなっているとは思うが、前作までの傑作レベルを期待して遊ぶとかなりガックリくる内容だったようには思う。普通に遊べる内容なんだけど、全体的に「何か足りないのよねぇ…」要素が多いのが残念。

掲載日:2015年8月17日
更新日:2023年1月31日


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