グランツーリスモ5
メーカー:ソニーコンピュータエンターテイメント
開発:ポリフォニーデジタル
機種:プレイステーション3
発売年月日:2010年11月25日
価格:7980円
ジャンル:レース(シミュレーション)


かいたひと : アルツ社長 (暫定評価)

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
54
プレイ時間・・・7~8時間程度
※映像~ボリュームは10点満点、総合は100点満点
サイコー だめやん
・フツーの身近な軽自動車みたいのからレースモデルのカッチイ車まで色々なタイプの車が収録されているのはやはり魅力だと思う。

・オンロードもオフロードも一本で楽しめるお得感は良し。

・天候が色々変わったり、時間帯が変わって夜の風景とか楽しめるのも良し。夕暮れとか夜なんかはライトの映り込み具合がいいやね。

・他のレースゲームなんかに採用されてる走行ラインの表示が採用されたんで、ヘタクソの自分でも遊びやすくなったのは嬉しい。

・オンラインで人間相手に対戦を楽しめるのは、オフラインでCOM相手にチマチマ対戦するのが苦痛なプレイヤーには嬉しい要素かと。
・なんか本来ならGTシリーズのウリである筈のグラフィックでもところどころ気になる所があるのよね。背景の観客なんかは未だに結構『紙』だし、背景の岩山だとかスタンダードカーの枠内の車は結局ポリゴン剥き出しに近いレベルだし。部分部分で出来にムラのある今作よりは、同じ路線のゲームならば総合的なレベルはXbox360の「フォルツァ3」辺りの方が完成度は上だと思う。

・ン十秒級(下手すると1分の壁突破してる場面もあるかも・・・)のロードが頻繁に入るのには辟易させられる。ライセンス取得モードなんかは下手すると待ってる時間の方が長いんじゃないかって感じるくらい。もうゼロにしろとは言わんからせめて十数秒程度にはおさめてもらえんものか?任天堂ハードをメインに渡り歩いてきた任天堂系ユーザーのワシが『十数秒まで縮めて』ってかなり譲歩してると思うけど。インストールしようがどうしようが大して短くなった気配のしない待ち時間・・・。そのインストールにしても何十分もかかるのが面倒。ゲーム始めてインストールし始めたら「やることない!!」だからね。どうも「こんだけ凄い映像出してるんだから、ロードはあって当たり前でしょ」ってスタンスで作ってるような気がするね、ここのメーカー。どうも自分は鬼のようにロードが長いゲームに出合うとムキになってこき下ろす傾向があるような気がするが(苦笑)、実際激しくストレスになってるもんで、こればかりはどーしようもない。

・Bスペックモードなるモード。指示を出したら延々と見てるだけ。しかも周回数が長いし飛ばせもしない。何の嫌がらせだ、これは?

・得られる賞金が少ないので欲しい車を買うためにチマチマと作業的に繰り返しレースをする羽目になるのが辛い・・・。

・オンライン対戦は巧い塩梅に自分と互角の相手にぶつかってくれないせいか一方的な傾向になり易く、大して面白いと感じられなかった。
感想じゃ
 一応車の運転歴はそれなりに長いと思うが、残念ながら挙動云々のリアルさについては自分は語れるレベルにない。それゆえに、いつも通りゲームとして面白かったかどうか、って視点でモノを言わせていただきまする。ま、そもそもこのゲームのターゲットからずれてる人間が色々文句いってますケド、的外れな部分があってもご勘弁(笑)。

 グラフィックとかはさすがに突き抜けてる部分もあるのだが、キレイな部分はキレイなのに対して、意外と手抜きされてる部分も見受けられ、興醒めすることが多い。また、腹が立つのは永久に続くかのごときロード時間の長さ。これでかなりやる気を削がれる。あと、箱の「フォルツァ」シリーズ(そっちもロードの長さは褒められたもんじゃないが)なんかは操作してて面白いと思えた部分が多かったのに、こちらをやるとどうもそう感じられない。何が足りないのかイマイチ見えて来ないので具体的にここに書けないのが申し訳ないのだが、“ゲームとしてのアレンジのされ方”部分に大きな違いがあるのかなあ、とは感じる。

 シミュレータとしての出来はどうなのか語れるレベルには無いが、純粋に『ゲームとして面白いか?』と問われたら、今回も拙者の答えは間違いなく『否』。なんか結構おろそかになってるゲームも多いけど、やっぱりゲームたるもの娯楽の一種なのであるから遊んでる最中に余分なところでストレスを感じる作りなのはよろしくナイ。本来ならばメニューの操作回りやロードなどの快適性もひとくくりにデザインされるべきだと思う。

掲載日:2011年7月11日


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