メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット
メーカー:コナミデジタルエンタテイメント
開発:小島プロダクション
機種:プレイステーション3
発売年月日:2008年6月12日
価格:8800円
ジャンル:アクション


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PS3ベスト版
 
ムービーの合間におやつでもどうぞ。

執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
10 7 7 6 6 6 6 66
プレイ時間…30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
オタコン!こいつはいいぞ!(スネーク風に)
・プレイステーション3の性能をフル活用した映画さながらの美しいCGによる演出はとても素晴らしい。ゲームの映像というよりかは映画で使われそうな映像の表現が多めで、グラフィックの美しさも相まって映像面の出来はシリーズでもトップクラスに良い。

・メタルギアシリーズの時系列の最後なだけあって、物語の終点はしっかり作られている。回収されていない細かい伏線こそあるものの、大きな伏線は綺麗に回収して終わらせてある。特に2以降、製作側にもファンにも不評を受けてしまいがちだった雷電がかなり報われるようになったのは良かった(個人的に雷電は好き)。

・メタルギアシリーズをやりこんだ人には嬉しい演出が盛り沢山用意されている。個人的にはACT. 4での過去の再現はホロリときた。

・操作が若干複雑になったものの、慣れると多彩な動きでスネークを動かす事が出来る。特に移動しつつ武器の狙いを大きく動かせるようになったのはありがたい。

・武器やアイテムの種類、使い方も過去作と比べ物にならないほど増えている。殺傷武器が多数を占めるのが少し気になるが、弾薬がいつでも自由に買える新システムも合わさり戦いの自由さは上がった。
ダメだスネーク!ミッション失敗だよ!(オタコン風に)
・とにかくムービーが長い!下手すると初見プレイでも実際にスネークを動かしている時間よりムービーの方が倍近く長い事もあるほどである。一つ一つのステージは大きくなったが数が少ないせいで、ステルス面でのボリュームが薄いように感じてしまう。

・演出こそ良いが全体的に小島監督の色合いが濃く出すぎた脚本にはちょっとついていけなかった…。細かくは書かないが、説教臭さがさらに増してキャラ達の考えが妙にブレていたりする事が多くて、これまでのメタルギアシリーズのシナリオをわりと楽しめた自分も途中からはついていけなくなってきた。

・ボス戦も数が減り、半分は素性もよく分からない妙にエロい女性ばかりであり、敵のキャラ背景にもこだわっていた従来作と比べるとかなり異質である。少しだけ素性も語られるが精々、戦闘終了後に無線で素性がサラッと語られる程度であり、その内容も変にお涙頂戴のストーリーなので反応に困ってしまう。

・戦場での潜入とは言うものの、民兵に協力していると敵に見つかっても支援で銃撃合戦してくれるのでACT.1とACT. 2ではステルス要素が薄い事が多い。ACT. 3は敵と遭遇する事事態がそもそも少なく、ACT. 4以降は戦闘と長いムービーばかりでとにかく全体的にメタルギアとは思えないほど潜入要素が薄すぎる。

・新規ユーザーに対する配慮が全く無いと言っても過言ではなく、過去作全てプレイ済みを前提としたストーリーは新規ユーザーからすれば意味不明極まりない。メタルギアソリッドのストーリーの終着点なので仕方なかったのかもしれないが、新規ユーザーからすればムービー重視の本作は合わないと断言できる。

・無線相手が基本的にオタコンとローズしかおらず、複数の相手に無線できたこれまでのメタルギアと比べると多様性に欠ける。無線の種類もかなり減り、無線を聴く楽しみというのが大きく減ってしまった。

・fpsが不安定でヌルヌル動く事もあれば微妙にカクつく事もある。しょっちゅう入れ替わるのでこれなら30fpsで固定した方が良かったのではないかと。
そうねスネーク、感想を見ようかしら(ローズ風に)。
 メタルギアの長い歴史に終止符を打った作品。これまで積み上げてきた数多くの謎が解明され、映画以上の演出で物語の最後を語ってくれた。

 しかし映像はともかくシナリオや新規ユーザーに対する配慮の無さといった問題がかなり不満点として出てくる。悪い意味でこれまでのメタルギアと変えてしまった要素も痛く、従来のメタルギアが好きだったメタルギアファンの人でも受け入れにくい可能性すらある。

メ タルギアの世界の終点となった本作がこのようになったのを容認できるかどうかは人によって大きく違うのではないかと思う。本作に興味があるとしても、取り合えず初めてのメタルギアが4というのは止めておいた方が良いと思う。

掲載日:2017年1月30日


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