メーカー:クエスト
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1995年10月6日
価格:11400円
ジャンル:シミュレーションRPG


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
10 83
プレイ時間・・・80〜100時間程度
※映像〜シナリオは10点満点、総合は100点満点
Goodじゃ! Badじゃ。
・グラフィックは派手ではないが見易くまとまっている。ドット画の描き込みが細かく丁寧。動きもなかなか凝っている。サウンドも重厚で聴き応えアリ。

・システムもストーリーも複雑なだけに、チュートリアルがしっかりしているのはありがたい。ゲーム中いつでも説明を参照できるのも親切ですな。

・登場する人物一人一人に細かな設定が用意されており、ストーリーが奥深い。様々な勢力の思惑が交差していて分かりにくい面もあるのだが、この重厚さは大きな特長と言えそう。
・基本となるシステムも各種パラメータの意味もとにかく複雑で理解するのがタイヘン(色々詰め込み過ぎな気がしないでもない)。ユニットの行動順番が分かりづらいのが難点。難易度自体も高めに設定されており、意識的にレベル上げをしないと苦労する場面が多い。

・間接攻撃の弓の性能が良過ぎて、相対的に剣や斧など、直接攻撃武器が弱い気が。この辺のバランスはもうちょっと練り込んで欲しかった。
感想じゃい
 「高さ」や「向き」など、これまでのシミュレーションRPGに無い新概念を取り入れていたり、壮大かつ細やかな設定・物語が用意されていたりと、斬新で豪華な内容。一方、名作であることは間違いないのだが、敷居が高く人を選ぶ面があるのもまた確か。個人的には色々煩雑過ぎる部分があるようにも感じた(攻略本が手放せなかった)。
 バランス面の粗さとか、複雑過ぎるシステムとかが気になったゆえ、個人的には一部世間様で言われてるような“神ゲー”とまでは思えなかったけど、まぁよく練り込まれてることは確かではある。ファイアーエムブレムの“詰将棋”的とはとはまた違うキビシさがあるゲームなので、手ごわいものを求めるユーザーに向いてるかも。

掲載日:09年3月6日


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