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スーパーマリオ ヨッシーアイランド
メーカー:任天堂
開発:任天堂情報開発部、SRD
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1995年8月5日
価格:9800円
ジャンル:アクション(2D)
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
9 | 10 | 9 | 8 | 10 | 8 | 93 |
最高ですがな! |
・クレヨンで描かれたような温かみのあるグラフィック&イキイキと動くアニメーションがユニークで、見た目から楽しめる。3Dポリゴン表示や2DでもCGでツヤツヤしているグラフィックの物とは異なる独特の存在感があったと思う。ポリゴン描写用のスーパーFXチップも搭載しているが、背景の壁が倒れてヨッシーを潰しに来る等、ステージ中のギミックとして活用されているのも珍しかった。総じて、視覚的な仕掛けが豊富で楽しめる。 ・軽快なBGMはどれも名曲揃い。ジャンルもオルゴールのふんわかムードの曲からジャズ調、ハードなロックまで、ヨッシーの世界観に違和感なく溶け込んでいる。各種ギミックの効果音もいい感じ。 ・踏ん張りジャンプやタマゴを使ったアクションの挙動が良くできており、操作していて気持ち良い出来。コースやその道中の謎解きの難易度も簡単過ぎず難し過ぎず、絶妙のバランスで仕上がっているのも流石の任天堂クオリティ。 ・1つのステージがダレない範囲で長め。ステージ数そのものも50以上あり、アクションゲームとしては十分なボリュームはある。ステージクリア時にコースに隠された赤コインやフラワー、残り体力などから100点満点で採点されるのもやりこみ要素として手応えアリ。特に隠しステージは歯ごたえ十分。隠しステージはオマケ扱いでクリアしなくても先に進めるので、アクションが苦手な人でも安心。 |
イカンぞい。 |
・特殊チップを用いた他のソフト同様、なんかバックアップデータが飛びやすいのが難点。 ・十字キーやLRボタンの組み合わせによるアクションの増加により、過去のスーパーマリオシリーズよりも操作が複雑化してしまった点は否めんか。基本、十字ボタンとダッシュ・ジャンプだけで事足りた過去のマリオよりは複雑になってしまった感は否めず。 |
感想諸々。 |
軽快でリズミカルな音楽と軽やかなアクション。どこを取っても丁寧な作りの、良質アクションゲーム。これまでのスーパーマリオシリーズに比べると使うボタンが増えて若干操作が難しくなったが、ヘタレなわしでも全クリ出来る範囲なんで、理不尽ってくらいではないと思う。高得点を狙わなければクリアはなんとかなる範囲と思われるし、徐々に難しくなっていく難度のおかげでアクションが苦手な人でも頑張ればなんとかクリアできるのではないかと。最終ステージは相応に難しいけどね。 ヨッシーシリーズのアクションゲームは現在に至るまで沢山出ているのだが、個人的にはダントツで本作が好きだな。同じ任天堂社内開発の続編『ストーリー』はかなりクセの強い内容なんで今ひとつ。以降は任天堂社内でなく外注になるのだが、アートゥーン→アーゼスト製ヨッシーは論外レベル。『毛糸』以降のグッドフィール製ヨッシーは品質って意味では立ち直った感はあるが、ゲーム性とか昔のヨッシーと変わっちゃった感じもあるしな。アレはアレで良いんだろうけども、純粋にアクションとしての手触りとかスピード感だと、やっぱこちら初代に軍配が上がるかな、と。 |
掲載日:2005年1月16日
更新日:2022年6月14日
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