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グランドセフトオート サンアンドレアス
メーカー:ロックスター・ゲームス
機種:Steam
発売年月日:2005年6月6日
価格:1480円
ジャンル:アクション(3D)
広告(良かったら買ってくれぃ) |
PS3版 |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
8 | 8 | 7 | 9 | 7 | 10 | 8 | 87 |
このブツはいいな。たまらねえ!! |
・とにかくマップが広い!!マップの広さでは当時でも他に類を見ないほど広く、まずこの広さには圧倒される。グランドセフトオート(※以下、GTAと表記)シリーズでもこの広さは『Ⅴ』が発売されるまで記録が上回る事はなく、とにかく本作はマップの広さが桁違いに広い。 ・街や住宅地がほぼ大半を占めていたこれまでのGTAシリーズとは違い、本作では街だけでなく山や川といった自然も登場し、アメリカらしい広大なサバンナも用意された。見た目上での変化も大きく、街中しか走る事が出来なかった過去作よりも、様々な風景や土地柄を楽しめる。 ・何気に嬉しいのが主人公の身体能力が上がったところ。胸ぐらいまでの高さの障害物があればまず飛び越す事が出来ず不便だった前二作までとは異なり、本作では2~3メートルほどの高さまでであればよじ登ってくれる。物陰に隠れながら銃を撃つカバーアクションがやり易くなったり、さらに水の中を泳ぐ事が可能になったりと、アクションゲームの肝と言える"移動"&"戦闘"の便利さが飛躍的に上がったと言える。 ・サブゲームややり込み要素も豊富で、全てをコンプリートしようとすればかなりのボリュームがある。マップのボリュームだけでなく、ミッションの数や収集要素面でのやりこみボリュームも非常に優れている。 ・当時はまだ差別的な意味合いも強く、ゲームでは出し辛かった『黒人のギャング』を主人公として捉えたストーリー。落ちぶれた状況からも家族や仲間のために懸命にのしあがって行く、主人公カール達による人間味溢れるストーリーも熱くて魅力的だった。 |
こりゃダメだ!!ズラかるぞ!! |
・一部のミッションがかなり難しい。本作では特に、ゲーム内チートを使っても難易度がほぼ変わらないような、プレイヤー自身のアクションの腕前を求める難しいミッションが多く、クリアに必須なものも多いので詰み要素になりかねない。 ・残虐的な描写や、エロい描写がさらに増えている。当時の一般的なゲームの中でも特にエログロ描写が多め。R-18のゲームなので、ある程度は想定の範囲内ではあるのだが。 ・マップがあまりにも広く、これまでのシリーズ以上にワープ機能が無いのがかなり辛かった。後の作品のように、好きな場所へ移動が出来るタクシーがあれば…。 |
例の『感想』、見せてくれよ…。 |
steam版及びPCのWindows版では日本語ローカライズはされていないので、ゲーム内の字幕を日本語化するMODのみ使用。Windows版及びsteam版は様々なMODが用意されているのも本作の魅力の一つとされているが、あくまで本来のゲーム部分をメインに評価したいので、本稿は日本語字幕化以外のMODは全く使用しなかった時の評価になる。 これまでのGTAシリーズよりもマップの広さが段違いに広く、豊かになった。ほぼ街中しか用意されていなかったこれまでのシリーズとは違い、自然の風景の中も自由に走り回れるのはかなり画期的。いわゆる『地域色』がゲーム内でも深く関わり、ゲームの世界が街中だけでなく、田舎や自然の世界へも広がっていったのは、オープンワールドゲーム特有の自由度の魅力へと深く繋がっていると感じた。 GTAシリーズの魅力として重要な、広大な世界の魅力を完全に作り上げたと『GTASA』。一部のミッションの難易度の高さなど、アクションゲームが得意なプレイヤーでないと本作は楽しみきれないバランスになっているが、GTAのオープンワールドゲームたるものとして必要なモノは、本作でほぼ完成されきったのではないかと思う。現在もなお続く、様々なオープンワールドゲームの基本中の基本部分を作り上げたとも言えるほどで、発売から月日が経ってからプレイしても、本作の広大なマップを駆け巡る面白さはかなりのものだった。 |
掲載日:2019年5月21日
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