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PORTAL
メーカー:Valve Software
機種:Steam
発売年月日:2007年10月10日
価格:600円
ジャンル:アクション(パズル)
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これがワープエクササイズやでェ! ※ただのフラフープじゃねーか! |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
8 | 8 | 7 | 10 | 8 | 7 | 8 | 84 |
素晴らしい結果と言えます |
・ゲームの開始時点からゲームの終了までは基本的にゲーム場面がフェードアウトする等をして切り替わる事が無く、ひたすら巨大な謎の研究施設を探索していくような形で進められるのが何よりの特徴。ストーリーの説明やステージ選択といったゲーム的なUIはほぼ取っ払われてるのが特徴で、中断セーブやミス時の即リスポーン等以外はゲーム的なシステムが少ない。これらを取っ払った事によって、良い意味で一本道になっているというか。ゲームの世界への没入感が素晴らしい。 ・FPS視点で繰り広げられるアクションパズルゲームという、かなり独特のシステムのゲーム。プレイヤーは壁や地面にワープするための入口と出口を作る事が可能で、慣れればフィールドを縦横無尽にワープする事が出来る操作感はかなり独特。仕組みは単純ながらもポータルガンの使い方によって行えるアクションの種類がかなり多く、工夫次第で謎解きが奥深くなるよう考えられてるゲームシステムだと感じた。 ・荒廃的かつ閉塞感の漂う謎の研究施設という舞台設定もゲームの趣旨と合っていて、良い意味で無骨な雰囲気な点に趣を感じると言うか。ゲームを進めるごとに自然と舞台設定の裏側が見えるようになっており、ムービーや解説文もほとんど無いのに魅せ方が上手い。 |
褒められた結果ではありません |
『・解き方の幅は広いが、ゲームの進行は完全に一本道なのでわりと淡々と進むゲームという認識は必要。悪く言えばプレイヤーの工夫の甲斐はあまり無いというか。普通にプレイしていても、開発者の手の内で進められている内容だと感じやすい気もした。 ・壁や地面や天井とどこにでもワープ地点を撃ち込める関係上、ワープするたびにプレイヤーの視点がかなりグルグル回るせいで上下左右が分からなくなってくる。3D酔いする人にとっては地獄じゃないかと思うレベル。慣れればそこまで問題でもないけど、慣れるまでは本作ならではのカメラ視点には苦労するはず。 |
感想から目を逸らしてはいけませんよ |
ゲームを始めた当初はFPS視点の必要性がよく分からなく、このゲームは無理にFPS視点を取り入れてるだけなんじゃあ…?と思ったのだけども、遠くの場所までワープ地点を作るために狙い撃つ必要があったり、FPS視点特有の閉塞感がゲームの雰囲気ともよく合っていて、マップを広く見渡す必要があるアクションパズルながらもFPS特有の利点が上手く活かせてる内容だった。 壁から壁へ自由にワープする事が可能という能力一つでここまでパズルゲームとして面白く出来るとはな〜と感心したし、ステージ選択等もなくひたすら一本道が続く閉塞感も、良い意味で堅苦しさが魅力になる。余計な物はなるべく取り払った上で作られた、アイデアの勝利と言えそうなゲームだった。 Steamを運営しているValveが販売している事もあり、Steam内のゲームではセールで大安売りしてる機会がかなり多いのも有り難い点。長くても10時間ほどでクリア出来る一口サイズのSteam内のゲームとしてはかなりお手軽でオススメ。 |
掲載日:2021年1月12日
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