スターソルジャーR
メーカー:ハドソン
機種:Wii(Wii Ware専売)
発売年月日:2008年3月25日
価格:800円
ジャンル:シューティング(2D・縦スクロール)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
43
プレイ時間・・・3時間程度
※映像~ボリュームは10点満点、総合は100点満点
いいネ~、な点 ウゥ~ム・・・な点
・良く言えば手軽。近年の2Dシューティングの主流派である『弾幕系』とは対極に位置しているとも言えるシンプルさが味。敵の弾をかわすだけで精一杯と言った事態にはならんと思われる。シューティングが苦手なユーザでも遊べる内容。

・用意された素材そのものは物量的には大したことないが、攻略パターンを作っていく過程を楽しめるならばやり込む余地は結構あるのだとは思う。
・ハドソンお得意の手抜きリメイク的位置付け。グラフィック等の演出もゲームの内容そのものもやっつけ仕事的で納得のいくようなレベルに達しているとは言い難い物がある。5分で1プレイと言う手軽さがウリではあるが、別にWiiである必要性は無い・・・と言うか、むしろDSの方が内容的には遥かにマッチしてるように感じるのだが。ボリュームから言ってもこれで800円は割高過ぎ。

・単色べた塗りのセンスの無いグラフィックがショボイし、敵の数・動き・弾等のパターンも大したことないように見えるのだが、それでも処理落ちするのはどうしたことか?余程開発にカネをかけたくないのか、それともそれすら出来ぬ程技術が無くなったのか・・・。

・悪く言えば単純で浅い。得点稼ぎにハマれないとボリュームは皆無。色々作りが粗いことがそれを更に際立たせてしまっている。

・Wi-Fiランキングに対応してるのはよろしいが、自分の位置がどのレベルにあるのか分からないのがもどかしい。『世界で○○位』と言われても何人が参加してるか分からんので有難味が無い。自分がどれだけの腕を持ってるのか、どのくらいのユーザーがどのレベルに位置してるとか、そう言ったランキングそのものに興味を持たせる工夫に欠けている気がするね。

・ヌンチャク使用だと何故か左手側のボタンでショットを撃つ羽目になる。裏側のボタン故、非常に連打し辛い。何故こんな配置にする?せめてキー配置を変えられるくらいの配慮はあってもよかろうに。クラシックコントローラ以外だとちょっとハンディがあり過ぎる感じ。
感想などだぜぃ
 値段自体は安く設定されてはいるのだが、内容そのものも値段相応かそれ以上に安っぽいので別にコストパフォーマンスは良くない。スコアアタックに興じられるような工夫があるならともかく、それすらマトモに出来てない感じがするのがなんとも。
 ゲーム開発に関して素人のユーザにポロポロと『ここが明らかにダメだ。ああならいいのに・・・』とか簡単に思われるようじゃ、プロとしてイカンと思うんだけどなァ・・・「。プログラムを作りました、ハイ、出来上がり!!」・・・じゃなくて、しっかり根本の仕様からユーザを満足させられるものを企画していってもらいたい。例えそれが安い価格のものであったとしても。
 特にリメイク物・低価格路線のソフト顕著なのだが、どうもハドソン、そのあたりが欠如してると感じさせられる作品が多過ぎる・・・・・・(どーにも偉そうな言い方だが)。
 かつては実質自分のプラットフォームを持つほどの繁栄ぶりを見せていたハドソンも今となってはコナミの子会社・・・。余計なお世話だろうが言いたくなる。『だから落ちぶれたんだよ』。

掲載日:2011年3月7日


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