たべモン
メーカー:バンダイナムコゲームス
開発:ナウプロダクション
機種:Wii
発売年月日:2009年9月3日
価格:6279円
ジャンル:アクション


執筆:アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
  62
プレイ時間…3〜4時間程度
※映像〜ボリュームは10点満点、総合は100点満点
あんさん、いいところでんがな。 や〜ん、いけませんえ。
・良い意味で子供番組チックなノリ、そしてキャラクターやフィールドのデザイン。Wiiという括りで考えると意外と光源の処理だとか素材の質感にこだわってると感じられる出来。一ひねりの毒も含んだデザインはNHK系ではなくウゴウゴルーガなんかに近いかもしれない。BGMもジャンルは様々ながらもノリの良さはどの曲も共通。この辺のちょっと洒落た作りはいかにもナムコだなぁと感じさせられる。

・操作系統そのものがシンプル。それでいてチュートリアルもしっかり用意されているので操作に関して分からなくて困る、ということにはならないはず。

・デザインもコンセプトも塊魂似とは右欄に書いたが、そちらに比べれば表現はマイルドで人は選ばないし、カメラも視点が固定(プレイヤーと並行に動くだけ)でカメラ操作が要らない分(+何より難易度が低いので)、敷居は低い。
・食べる→大きくなる→大きい物を食べられるようになる…の流れは「食べる」を「巻き込む」に変えればそのまま同社の『塊魂』に通じるコンセプト。塊魂のそれに比べると食べられる敵がそれほど多く出るわけでは無い事、ステージそのものの作りの平坦さから爽快感・豪快さに欠ける。

・難易度自体も最初から最後までかなり低めに抑えられており今ひとつ刺激が足りない。

・中盤のステージ以降はそこそこ使用頻度の高いジャンプの操作が「リモコンを振る」に割り当てられてるのがやりづらくて仕方がない。特に細かい足場をジャンプで渡っていく場面とかはもう、ストレス爆発!ヌンチャクも使ってボタン余ってんだから、そっちも使わせていただきたい。

・ステージのデザインにはやや難あり。特に広いステージは広さに対してイベントが少ないため、やや退屈。「〜〜をXX匹倒せ」系のミッションが出されるとちょっとげんなりする。
感想どす。
 なんとなーく同じナムコの塊魂に近い部分もあるのだが、遊んでみると結構感覚は異なる。しっかり丁寧に作られた感じはするが、同時に難易度が低過ぎ+ボリュームがなさ過ぎて物足りなさがある。
 やたら簡単なだけで出来自体が悪いわけではないので、小さいお子さん(小学生高学年くらいになると下手な大人より遙かに上手かったりするのでゲーム操作の基本がまだできてない幼児とか)、アクション系のゲームがとことん苦手な方あたりにはオススメできる。ミスに対して寛容なので、最後まで気楽に遊べますぞ。

掲載日:2014年1月6日


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