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3Dクラシックス 光神話パルテナの鏡
メーカー:任天堂
開発:アリカ、任天堂企画開発本部
機種:ニンテンドー3DS(ダウンロード専売)
発売年月日:2012年1月18日
価格:600円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 6 6 6 6 6 62
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・ファミコン当時の雰囲気を残したまま、背景の描き込みが俄然細かくなり、臨場感もアップ。他の3Dクラシックスのラインナップに比べるとかなり手間がかかってる感じはする。

・ショットの連射モードが付き遊びやすくなったのは嬉しい。ジャンプの着地後の滑るような慣性のクセだとか、天井に当たるとめり込んで止まるだとか、オリジナル版の挙動の欠点が修正されていて、細かい足場の移動がラクになったのも見逃せない。
だめですばい。
・元の作品自体がそんなに大したこと無い&バランス的に大味なんで、手間をかけてグラフィックを作り直してもらっても、今遊んで面白いって思えるかと言うと正直微妙だったりもする。今度新作が出るから、それを記念して出した意味合いもあろうが、3Dクラシックス化はできればもうちょいメジャーな作品でやって欲しかったトコではある。それこそ『スーパーマリオブラザーズ』とか『〃3』とか『ゼルダの伝説』とかファミコン中〜後期の傑作も多かったワケで。
感想なり。
 『アーバンチャンピオン』だとかは正直なところ誰得リメイクだったとも感じるが、この『パルテナの鏡』くらいの規模のゲームだと、綺麗になっててそれなりに感動もある。ただ、元の作品自体がバランス的に大味な凡作止まりだった印象なんで、遊んでて面白いかと問われれば、別にそーでもない。

 できれば傑作と言われたソフトでやって欲しかった。確実に手間はかかるだろうけど、そっちの方が反響大きいと思うんだけども。1500円とか2000円とか取ってもいいから、半端な作品よか名作を立体化してみてほしい。……と思ってたのだが、セガの3D化プロジェクトがハードサイクル後期まで続いたのに対し、こちら任天堂&アリカ連合の3Dクラシックスは早々と終了。立体視の恩恵がありそうなソフトの3D化まで至らなかったのが残念。面白そうな題材は多かったのにね。

掲載日:2012年1月23日
更新日:2019年4月30日


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