9-in-1 アーケードコレクション
メーカー:テヨンジャパン
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2014年3月26日
価格:300円
ジャンル:ミニゲーム集


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 4 4 4 4 5 44
プレイ時間…2時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひ!良ひぞ!!
・一応安っぽいなりに普通に遊べる物もあるにはある。『ブロック崩し』に関しては並の完成度はあるように思われ、無難に遊べる。自動落下していくUFOを操作するゲームや動かない忍者を操作するシューターもそこそこの時間つぶしにはなるかと。

・奇妙とかシュールとしか言いようのないよく分からないテイストのグラフィックの作りのミニゲームが多い。妙なパチモノ臭さとでも言うか、一応、個性として作用してると思う。
イカンぞな。
・まぁ遊ぶ前からうすうす予想はしていたけど、全体的に作りが大雑把で安っぽい。操作性・手触りの部分がアバウトな作りのせいで、アクションゲーム・パズルゲームとして『触っていて楽しい』と感じられる部分が無い。

・『悪魔の迷路』は当たり判定が明らかにヘン!自機・敵共に見た目より大きい四角の当たり判定があり、斜め方向ではよく「触ってないのに触った事にされてミスになる」状況が頻発し、地形にもよく引っかかる。これ、ファミコン初期のゲームでももうちょいマトモに考えられてると思えるくらいなんだが…。

・ぷよぷよ似のパズルは勝手に下からブロックが溜まっていって地形が変わってしまうため、連鎖を計画的に組む楽しさは皆無。場当たり的・作業的に延々と消していくだけの単純さが寂しい。挙動部分もアッサリし過ぎており爽快感も皆無。
感想ですたい。
 『質より数』が前面に出た感じのミニゲーム集。300円で10個のゲームと言えばまぁそこそこコストパフォーマンスも良いように感じてしまうんだが、実際遊ぶと結局は『安かろう悪かろう』の典型例で面白いと思える内容からは程遠い。一通り1回ずつ遊ぶと「あぁ、もういいや」ってなっちゃうんだなぁ。
 半額セールだかで買ったんだが、それでも良かったとまでは思えんかった。暇つぶし系のゲームにしても3DSはDLタイトルで良質な物が多いので、あえてこれを起動させる必然性も感じない。

 ブロック崩しや落下UFO辺りは普通に遊べるが、結局それ止まりな印象。クソゲーの類ではないが、大概の要素が下の上〜中の下くらいに収まっていて、ゲームとして面白い部分が見当たらないのが残念。

掲載日:2015年9月7日


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