電波人間のRPG
メーカー:ジニアス・ソノリティ
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2012年2月8日
価格:800円
ジャンル:RPG


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
6 7 7 8 6 7 6 71
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・3DSのカメラやら無線通信やら、ギミックの活用仕方がユニークであり、目のつけどころが面白い。電波が発生している所を映した時に電波人間が画面に映るのは率直に楽しい。こういうやり方もあるのね、と感心。電波受信の少ない田舎在住者はQRコードでのキャラ生成など、救済要素がある点も◎。

・ギミック以外の部分、ゲームとして、RPGとしてとしての作りはオーソドックスであり遊びやすい。パッと見の独特さに反してクセは少ないのは配慮されていると思った。

・戦闘のテンポが良く、同じ敵への打撃攻撃の場合はまとめて処理されるので進みが早い。稼ぎが必要なやや高めの難易度だけに、この配慮は嬉しい。

・どこか一風変わったシュールさを含むキャラのデザインはわし好みではある。
ダメですばい。
・ダンジョンの数はかなりあるが、見た目は味気なく低予算ゲーの域に留まる。ゲームの展開としてもひたすら潜り続けるだけであり、どうしても変化に乏しい。序盤を過ぎるとかなりダレる作りなのは残念。

・死んだパーティキャラの復活がやたら面倒。レベルが上がったキャラの復活にはお供え物が多く必要だが、そのせいで道具屋と復活場所の往復を強いられるケースが多くてゲンナリする。
感想ですけん。
 ドラクエ等で実績があるも、ポケモン関連や自前の作品はイマイチだったジニアス・ソノリティブランドとしては初の『そこそこ以上』判定できるかもしれん内容。まぁ例の如く荒削りで欠点も多いが見るべき点も多い。まぁ一見独特なギミック活用部分を除いた場合、ゲームとしての作りは「フツー」止まりな気もするけども、低予算ゲーとしては良く出来た部類なのでは、と。

掲載日:2016年12月12日


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