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引ク落ツ
メーカー:任天堂
開発:インテリジェントシステムズ
機種:ニンテンドー3DS(ダウンロード専売)
発売年月日:2012年10月31日
価格:700円
ジャンル:パズル(アクション)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 7 7 6 8 71
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ひがァしィィ〜長所ノ山ァ!
・基本的には前作『引ク押ス』をベースにした作り。手応えはかなり増しているので、前作が「ラクショーだったぜ!」って人に丁度いい内容になってるかと思う。ギミックや自機が取れるアクションが増え、その分だけ行動の選択肢も増えているため、やはりここも手応えUPの方向に作用しているかと。

・巻き戻し機能があり、余計なブロックが落下してしまったり足場の移動に失敗したりした時は、巻き戻せば即解決する。今回はブロックが重力に従って落ちるので、余計にこの機能がありがたい。

・QRコードで自分が作ったパズルを他の人に送る、ネット上で見つけた他プレイヤーがこしらえたステージをQRコード経由でDLするといった機能も続投。

・グラフィックやサウンドは引き続き前作と同じようなテイストでポップかつ見やすさ重視の作り。
にィしィィ〜短所ノ海ィィ!
・新たに加わった要素がことごとく難易度を上げる方向にばかり作用しており、前作より難易度が大幅に上がっている印象。個人的には前作の内容で丁度いいくらいだったため、ちょっと本作くらい難易度を吊り上げられるとしんどさばかりに前面に出てしまうかなー、と。

・カメラを頻繁に回転させて前から横から俯瞰して考える必要が出て来た。ここもどちらかと言うと「深さ」より「面倒さ」に繋がってる気もする。
ハッケヨイ感想ダ。
 お手頃価格でどっぷり楽しめたアクションパズル『引ク押ス』の続編。便利機能やパズルの自作やQRコードでのやり取りといった要素は続投しつつ、難易度をUPさせる方向で色々新要素が追加されている。

 個人的には前作の時点で結構苦戦してようやっとクリアしてたタチなんで、ソコから大幅に難易度が上がった&複雑化した本作はちょっと敷居が高過ぎる…と申すか、手軽に楽しめなかったなァ…って印象。その辺のフォローがもっと手厚かったらよろしかったのだが。

 作りは非常に丁寧で出来自体も良いと思うが、難易度が高い点でかなりプレイヤーを選ぶ内容になっちゃったカモ。色々複雑になった分だけ手応えは上がっているが、お手軽さはかなりダウンした感じなんで、あくまで前作がラクショーだった、引ク押スの上級者向けですかね。位置付けとしては『スーパーマリオブラザーズ』に対する『同2』(≒難易度大幅UPの開発者からの挑戦状)みたいな感じ。単純な高難度化・複雑化って感じであり、近年の任天堂ゲーとしては珍しいタイプの続編って言えたのカモ…(笑)。


 なお、3DSのe-shop終了でDL専用ソフトである『引ク押ス』シリーズの入手も不可能になってしまっている。本シリーズもそうだし、3DSのDLソフトは他にも「小粒ながら面白い」ってゲームが結構多い。現行のハードにも移植・もしくは新作とかそろそろあっても良い感じだがなー。どうすか任天堂サン&イズ社サン!

掲載日:2025年7月1日


シリーズ別一覧:任天堂パズル(引ク押ス)

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