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マリオテニスオープン
メーカー:任天堂
開発:キャメロット
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2012年5月24日
価格:4800円
ジャンル:スポーツ(テニス)
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パッケ版 壁打ちボールで炎の 弾丸ショットを身に着けろ!(※むり) |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
8 | 7 | 7 | 7 | 8 | 6 | 71 |
イーヤッフー!ハハー!(よかばい) |
・特に目新しい要素とか斬新さとは無いものの、テニスゲームとしての手触りは良い。いちいち試合の流れが中断してしまうスペシャルショットが撤廃されたので、流れがスムーズになって試合がテンポよく進む。個人的にはゲームキューブ版『マリオテニス64』の色物っぽさとテンポの悪さにはガッカリさせられたので、この改善は非常に嬉しい(マリオだからって変にギミック重視にせんでもいいのに!…って意味でな)。ランダムで地面が光って、その上に乗ることで発動させられる特殊なショットもあるが、オンラインでやった印象だと、わざと裏をかいて別なショットを出すとかの駆け引きも生まれていて、まあバランス的にはストイック過ぎず色物に傾き過ぎず、いい塩梅になっているとは感じる。 ・シリーズ初のWi-Fiオンライン対戦は快適。試合も短時間でサクサク終わるのでやめ時を失ってつい延々と遊んでしまう魅力あり。アルツ個人的にはレーティング2300〜2400位でウロウロしてるザコなんで結構ボロッカスに負けたりしてますケド、「負けてももう一回チャレンジじゃ!!!」…とかって思える作りなのはナイスかと。 ・ゲームカードが1枚あれば複数人で対戦できるのは親切(一部、制限させる要素もあるみたいだけど内容としてはそこそこ奮発してくれてる部類かと)。 |
マンマミーア(イカンのである) |
・Miiをカスタマイズするパーツ(服とかラケットとか)はコインを集めて買わねばならないが、通常のテニス(トーナメント戦・フリーとも)では一切コインの収入が無いのがキツい。コイン回収効率の良いパックンチャレンジを延々と繰り返す単純作業になりがちなのはちょっと残念。トーナメントで優勝したら賞金もくれればいいのに。どうもプレイ時間の水増し的なバランスになっちゃってるのはどうも納得行かない。 ・メニューや店での出入りにセーブのための細かい待ち時間が発生するのは気になる。別に店での買い物とかセッティングとかリセットしてやり直す…とかいう要素でも無いんで、「カスタマイズメニューの出入りの時だけセーブする」程度で良かった気が。 ・オンライン対戦での不満点は少ないが、もうちょい細かく相手の条件を絞れた方が良かったと思う。こちらがノーマルキャラで相手がスターキャラだったりすると「勝ち目ないやん!ムキー!!」ってなるし、その逆だと何だか申し訳なくなる。『スターキャラのあり/なし』、『Mii使用可能/不可能』くらいの検索項目はあっても良かったかと。 ・過去の携帯機でのマリオテニス(GB/GBA)で存在したオリジナルキャラ育成のRPGモードはバッサリカットされている。Miiの着せ替え要素にしてもオマケ程度の物であり、ボリューム的にも遊び応えとしても従来のRPGモードに置き換わるモンでも無いよなァと。物量的にも純粋にかなりボリュームダウンした印象は拭えず。 |
イッツミーザ感想。 |
久しぶりに登場した携帯機版の『マリオテニス』だが、GBやGBAのような育成RPGモードは無く、据置機作品に近い作りになっている感じ。 個人的には発動する度にカットインが入って効果もインチキ臭かったスペシャルショットって好きじゃなかったんで、テニス部分はシンプルにまとめてくれてる64・本作みたいな方が好みではある。開発陣も原点回帰で余分な贅肉を削ぎ落として、名作である64版を発展させた内容のものに回帰してる点は良かった。 反対に、対戦に特化した作りであり、従来の携帯機版マリオテニスと違ってキャラ育成用のRPGモードはバッサリ切られてボリュームはかなりダウンした印象。Miiのカスタマイズ要素はあるものの、RPGモードに匹敵する力の入ったモードでもなく、カスタムできるのがMiiだけな関係上、オン対戦ではMiiまみれになってしまうなど気になる点も。 全体としてはまあボリュームは無いけどストイックな方向に発展させつつも簡単操作による間口の広さは失っておらず、手堅い作りにはなってるかな、と。 |
掲載日:2012年5月28日
更新日:2023年6月20日
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