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ニュー・スーパーマリオブラザーズ2
メーカー:任天堂
開発:任天堂 情報開発本部
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2012年7月28日
価格:4800円
ジャンル:アクション(2D)


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黄金マリオアクセサリーも
どうぞ!(全然マリオじゃねー!)

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 9 6 8 7 81
プレイ時間…25〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イーヤッフー!ハハー!(よろしいとこ)
・近年のマリオは割と簡単に残機が増えるせいで100枚集めると残機が1増える“コイン”の存在意義が無くなりかけていたのだが、「これでもか!」とばかりのコイン押しが逆に潔い。画面中を覆い尽くすコインの山、土管からあふれ出すコイン、ゴールドマリオに変身してその辺を金まみれにするだとか、もうなんだか、やたらとゲヒン!!(←一応褒め言葉ね)

・DS→Wiiと続く『ニューマリオ』シリーズの新作にあたるが、大昔に出たファミコン版『3』のエッセンスも随所で取り入れ、懐かしさもほどよく感じられる塩梅に。

・『コインラッシュモード』は自分で好きなコースを選べないと言う欠点があるものの、一度遊びだすと延々と遊んでしまう中毒性はある。ステージクリア以外にもスコアアタック的な側面を持たせたのは長く遊ぶ上で大きなメリットとなっていると言えそう。
マンマミーア…(イカンぜよ)
・「コインを集める」と言う本作ならでの味も無くはないが、実際遊んでみると目新しさはそれほどでもない。基本的にはマンネリの域。BGMはほぼ全てが過去作のアレンジ。大安定の出来ではあるが、遊んでいてそれほど刺激は感じなかったりも。見た目的にもWiiの『ニュー・マリオWii』から大して変化が無いのも一因か。

・一部のスターコインやゴールの隠され方が普通では気付かないような所に仕込まれていて陰湿でマリオらしからぬ調整のされ方な気がするんだが…。これ、手塚チェック(注:手塚卓志氏…情報開発本部開発部部長、意地悪だとか理不尽な仕掛け・手法を極端に嫌うお方とされる)通ってるのかな?発売が近いWiiU版にかかりきりで忙しい事は容易に想像できるのだが、若手スタッフに丸投げせずに口出す所はしっかり文句付けとかないとイカンでしょ。

・3D機能は控えめ。本体の3Dボリュームを強めにすると画面奥のライン程描写が滲む演出があるが、どっちかと言うと素直に奥行き感を強調してくれた方が良かった気も。まぁ一応、「へぇ…こういう使い方もあるの」とは思えるけどな。
イッツミーザ、感想。
 一応2Dマリオシリーズ本編のナンバリング新作って位置付けだと思うが、素材としては過去作からの流用部分が多い印象。グラフィック部分でもそれほど目新しさはなく、BGMは多少アレンジは加わっているがほぼ過去作と同じ。
 ナンバリングの最新作なのに新鮮味を感じないと言う点では、ファミコンの1→2を連想させるものがあるが、同一ハードで数ヶ月後に出たファミコン版と違い、今回はハードも発売時期も違うのだから、もうちょっと何とかしてほしかった気も。ただ、近年では“死にアイテム”と化していたコインをゲーム性の根幹に据えてきたデザインは、切り口自体はユニークだし、「一風変わったアレンジのマリオ」って意味では面白い。

 まあ、そう言った低予算っぷりさえ気にならなければ、アクションゲームとしての完成度は間違いなく最上級。とりあえず、ニンテンドー3DSユーザーなら買っといて損ナシですが。長く遊べる工夫がなされてるのも良しです。

掲載日:2012年8月6日
更新日:2022年2月8日


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