ポケットモンスターX・Y
メーカー:ポケモン
開発:ゲームフリーク
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2013年10月12日
価格:各4800円
ジャンル:RPG
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
7 | 9 | 8 | 7 | 7 | 9 | 7 | 81 |
よかですたい。 |
・これまで頑なに2Dドット画の手法を固持してきたのに、ガラリとモデルチェンジして3Dポリゴンモデルの採用。「どうなの?」とも感じたりしたが、思いのほかイイですワ、これ。3Dモデル採用と言ってもリアルな方向への進化ではなく、従来のイメージを損なわない感覚でパワーアップしているのが良い。戦闘中の視点がダイナミックに動き、またポケモン自体の動きも躍動感があって見応えあり。テンポも従来より早く動くようになっており、回数をこなす必要のある戦闘を繰り返すのが苦でなくなっているのは◎。 ・個人的に地味ながら、そしてすんごく嬉しいなァと感じたのがレポートを書く(=セーブ)時間が大幅に短縮されていたこと。ゲームボーイで出た初代から作品を重ねる度に段々長くなり最近の作品だと20秒とか30秒とかかかってウンザリしてたのが、今回は一瞬でセーブ可能!!ポケモンのROMには特殊な方式が採用されてる物が多かったが(セーブ中に電源が切れても平気なようにセーブ領域が2つ用意され交互に使われていたetc)、今回も何か仕込んであるのかな?技術的な意味でその辺りが微妙に気になる…。 ・序盤から高速で移動できるアイテムを入手するので、フィールドの移動が速くて助かる。 ・ドレスアップ要素だとかポケモンをいじくるミニゲームだとか、流行ってる要素を取り入れ、従来の層以外も獲得しようって言う意思が感じられる。どっかで見た事あるような物が多いんで独自性があるかって言うとそうでもないが、楽しみ方に色々選択肢が用意されているのは良いと思う。 |
だめですばい。 |
・かなりガッカリなのが、「3DSで出てるのに立体視が効くのは戦闘中だけ」と言う事実。フィールドなんかはせっかく立体的に描写されていて“立体視”映えが良さそうなスポットも多いのに完全非対応。処理的に重いのかな?微妙に納得がいかないが…。あと、カメラの視点が自キャラに寄り過ぎていて周りが見えない。キャラを大きく映したいって言うデザイナーの心理は判らんでもないが、遊ぶ側の利便性を最優先にして欲しかった。 ・通信関連の新機能は説明が少なくてどういう機能なのかよーわからん。ゲーム内でもうちょい解説が欲しい。 ・世界同時発売の弊害か、それともグラフィックの描きこみが細かくなったが故の弊害か、明らかに外人顔なのに名前だけ日本人のトレーナーとか多過ぎ。 ・他のポケモンは違うのに、なぜかピカチュウ1匹だけ別格のアニメ声なんじゃ!?(進化前後のピチュー・ライチュウも違う)…これはねぇ、明らかに浮いてる。こう言う半端な仕様・贔屓チックな特定のポケモンの優遇は昔出たN64『ポケモンスタジアム』(40匹の予め選ばれたやつしか使えないとかふざけた仕様)を思い出すんで、あんまり印象がよろしくない(苦笑)。やるなら全部のポケモンで声優使えよ!無理なら一切やんな! |
感想なり。 |
パッと見では「結構見た目の印象が変わったなあ」と言う印象。これまで頑固に2Dドット画であり続けてきたのだが、今回はフル3Dポリゴンに進化。ポケスタを買うまでもなくポケスタ以上の絵(+テンポの良さは従来通り)で戦闘を楽しめるのは嬉しい。思ったよりも新しいポケモンが出てこないなァ…って感じではあるが、「イッイッイッ言えねえよ、ポケモンの名前〜♪」状態の拙者にはかえって懐かしいと思えて嬉しい要素なのかもしれないな。 個人的にはそんなにポケモン本編に「こうあるべき」とかコダワリは無いんで、過去作からの変更点も案外気になんなかったし大きな短所は見当たらないが、通常のフィールドが立体視ナシってのはいささかガッカリだったり。建物にせよ地形にせよ意外と描写が細かいってのは分かるけど、3Dオンにできないくらい重い描画かなァ?そこだけがちょっと残念。 |
掲載日:2013年10月21日
更新日:2018年6月5日
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