縮緬遊戯堂　レビューランド　ゲームレビュー　《ストリートファイターIV　3Dエディション》

スーパーストリートファイターIV
３Ｄエディション
メーカー：カプコン
開発：カプコンUSA
機種：ニンテンドー3DS
発売年月日：2011年2月26日
価格：4800円
ジャンル：アクション（２Ｄ・格闘）

かいたひと　：　アルツ社長

映像	音楽	快適性＆操作感	独自性	難易度・バランス	ボリューム	総合評価
８	６	８	７	７	７	７７

プレイ時間・・・5～6時間程度
※映像～ボリュームは10点満点、総合は100点満点

良しですたい。

あへっ、いけんじゃき。

・背景の人とかが動かないとか、一部背景が紙みたいにペラペラに劣化してる等の部分も無くは無いが、基本的にはかなりのグラフィックの再現度と言っていいレベルかと。リッジレーサーはPSP版と3DS版で大きな開きは無かったように感じたが、この作品は初っ端から3DSの性能をかなり引き出してるのかな、と感じる。

・ボタンの入力判定が緩めなのか、他機種版では苦労した必殺技の入力も割と思い通りに出来た。また、タッチパネルを４つにくぎってそれぞれをボタンと扱うことで必殺技や各種アクションをコマンドごと割り振る事もできるので、コマンド入力が苦手な方、もしくは配置の関係でどうにも3DSではやり辛い方でもある程度カバーできる工夫かと。どうして携帯機でボタンを入力し辛いことを考慮しての配慮が随所にみられるのは良し。コマンド入力を簡略化してしまうなど劣化だとか一部上級者から「ゆとり仕様」との反発もあろうが、この作品に限らず、どのようなジャンルに於いても敷居を下げておくことはプレイ人口の確保・シリーズの存続のカギを握ると言う点で結構重要だと思う。一応、そう言ったタッチパネル発動のプレイヤーをはじいて相手を検索できる機能もあるようだから、しっかりその点も配慮されてると考えるべきじゃろうね。

・追加料金なしでオンライン対戦実装ってのは太っ腹。内容はしっかりしていて定価自体も他の同発作品より一回り安いってのはメーカー側も気前よく出してくれたと思える。やるね。

・元が横から見たアクションだから、立体視の恩恵はそんなに感じない。あと、本体と同発作品ゆえか、とりあえず３Ｄ立体視を楽しむためのような“３Ｄバーサス”モードも用意されているが、自キャラと近過ぎる事、距離感がつかみにくい事から非常に遊びづらい。ま、オマケみたいなもんでしょうが。

・色々と敷居を下げてくれる配慮はしてあるのだが、それでもなお簡単に上達する類の内容ではない。技が出しやすいから勝てるかと言うとそうでも無いし、覚えるべき事柄も多い。そのため、誰でも体育会系のノリについてけるかと言うと微妙な気はする。個人的には「腕前へっぽこだけど負け続けてミジメだけど、・・・まぁいいか（苦笑）」でやってるけども、負け続けるのがストレスだとか、勝たんとやってられないと思っちゃうタイプの方にはまず向かんでしょうな。

・タッチパネルを触るだけで技を出せるのだが、溜めコマンド系の技でも即座に出せるため、溜めキャラが妙に使い易くなってる気がする。トレーニングで確認した範囲ではタッチ入力で歩きながら技を出しても、通常通りコマンド入力でも威力は変わらないみたいだし・・・。ここは威力を下げるとか、タッチ後すぐには出ないだとか、多少調整を入れるべきではなかったろうか？

・悪いってくらいでも無いけど、他の同時発売ソフト（Nintendogsやリッジレーサー）よりも音質は良くないように感じた。

感想じゃきに。

　自分にゃ格闘ゲームを定価で買ってもその分楽しめない方やめとくよ、と思って発売日にはスルー。で、最近ゲオに行ったら早くも新品が3000円未満で売ってたので、どーせ弱いレベルのCOMにも全国の猛者にもボコボコにされるだけなのについつい買ってしまった。悪い癖だ。出来の方は非常に堅実。負けてもめげない心さえあるなら、と言う条件付きだけど初心者の方でも充分楽しめる内容と言えるかもしれない。

掲載日：2011年3月28日
更新日：2011年5月30日

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・ストリートファイターIV　（2009年・XB360）

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