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シアトリズム ドラゴンクエスト
メーカー:スクウェア・エニックス
開発:インディーズゼロ
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2015年3月26日
価格:5800円
ジャンル:アクション(音ゲー)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 8 6 8 5 74
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・ドラクエと言ったら音楽じゃあっ!!すぎやまこういち作曲のBGMで音ゲーを楽しめる。単純だけどそれの実現こそが本作の一番のウリなのかなーとは思う。システム・操作性自体も好評を博したシアトリズムFFシリーズをそのまま受け継ぎ、遊びやすくまとまっているのが嬉しい。

・音ゲーともなるとどうしても人を選ぶ内容になりがちだけど、操作自体はシンプルにまとめられており、取っ付きは良い。タッチパネルでもボタン操作でもOKで特定のやり方を矯正されない配慮も心憎い。

・うんまぁ…システム面がほぼ完全にFF版の流用なんで、特に遊んでて感動とか感じないのはアレなんだけど、元のシステムが良く出来てる分、全体的に無難に良く出来てはいるなあと感じられる内容ではある。

・追加曲が無料でダウンロード可能なのは嬉しい。まぁそれを込みでもまだかなりボリューム不足感があるのがなんだが…。
ダメですばい。
・過去のドラクエ本流作品10本から期待される物量に対し、明らかにボリュームは不足感がある。「えっ、あの曲もこの曲も無いの?」ってのが多くて、ちょっと萎える。

・微妙に気になったのが、どの曲も1ループ+途中でぶつ切りフェードアウトで終わってしまう事。なんと申すか、「うおぉぉ、演奏し終わったぜぃーー!」って達成感が感じられなくてちょっとガッカリするのは、わしだけかなぁ?ゲームの大半の曲はループを前提に作られてるから、そのまま音ゲーに載せるのは無理がある気が。終わりの部分をもっと盛り上がって締める感じでちょっと巧くアレンジとかできなかったものかね?

・3DSでしかもそれほど描画に負担のある手の作品だと思えんのに3D立体視完全不対応。箱庭チックなジオラマ感とか楽しめそうなグラフィックのテイストだけに、なんかちょっとがっかりしたのは、筆者だけでしょーーか?

・キャラの人選に偏りが大きい。いくら最近のだからってオンライン専用で他の数分の一しか売れてない10のキャラがいやに多いってのはどうかと。それだったらドラクエ最盛期とも言える3・4・5のパーティキャラをもっと充実させていただきたかった気も。
感想ですけん。
 先に出てた『シアトリズムファイナルファンタジー』のドラクエ版、の一言で片付く内容ではあるが、システム自体の出来も操作性自体も良好なんで1本のゲームとしてはまぁまぁ良い出来とは言えるんじゃないかな。

 ただ、ネックとなるのはボリューム面。6000円超の作品の割にはいやにアッサリし過ぎ。またFF版のシステムをそのまま流用してるせいで新鮮味が皆無で、遊んでいてどうも感動が無い。あと、発売直後に値段が暴落したのを見ると、どうも世間様から猛烈に「どうせ完全版が出るでしょ?」って警戒されてるなあと。前作にあたる『シアトリズムFFカーテンコール』にせよ『ブレイブリーデフォルト』シリーズにせよ、ああいう不信感招く売り方してるからこうも必要以上に距離を置かれてしまうのでは、と余計な一言(苦笑)。

 まぁ、発売直後に一気にワゴン化したからこそ、こうやってわしが手に取ったとも言える(=1500円ちょいで買えた)んで、あーだこーだと文句たれるのも悪いですけども…(笑)。

掲載日:2015年5月25日
更新日:2024年1月30日


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