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ぷよぷよ〜ん
メーカー:セガ
開発:コンパイル
機種:ドリームキャスト
発売年月日:1999年3月4日
ジャンル:パズル(落ちモノ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 7 6 7 6 70
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひ!良ひぞ!!
・色物っぽいアレンジではあるが、プレイヤー毎に備わった技システムはそれなりに楽しい。「一定時間おじゃまぷよを降らせなくする」、「おじゃまぷよを消す」、「フィールドの真ん中に溝を作る」といった、キャラ毎に異なる特技が用意されていること。ある程度腕の差をチャラにしてくれるので対戦が盛り上がりやすい。

・今までのシリーズとは違い、キャラのイラストがリアルタッチに。全体的に透明感のある美しいグラフィックがいい感じ。高性能機で出とる恩恵は相応に感じられた。

・フィールドのサイズを変えられ、やたらとデカい&ちっこいぷよで遊べるのは、イロモノとしてはなかなかインパクトあり。
ざんねんむねん。
・ロード時間はやや長い。内容が軽量級のパズルゲームって事で、できればもっとサクサク遊びたい所であり、快適とは言い難い点は残念。

・パーティゲームとしては良いが、賑やかになった分、「ぷよぷよ通」の頃の純粋に連鎖を組んで攻撃&防御するという、ある種のストイックさは無くなったかも。あと、気にしだすとやっぱりキャラ間の特技の強弱の格差はやっぱ気になる部分ではある。

・段差にぷよを置いた時のちぎれて落下し終えるまでの時間が従来よりかなり長く、モッサリ感がUPしてしまったのは残念(開発者インタビューの話では意図的なデザインって事だったが、他にやりようはあったのでは…と思ってしまう)。

《スコアに関係無いけどとりあえず思った点》
・この作品を最後にシリーズ生みの親であるコンパイルがぷよぷよの開発から離れてしまったのはちょっと残念。
感想なのDA。
 『ぷよぷよ』シリーズのナンバリングで言えば第4作にあたる作品。前作SUNの太陽ぷよがあまりウケなかったって事で今度はキャラクター毎に異なる特技で戦う、よりパーティゲー的バランスになった印象。
 まぁ結局は「完成度が高くて人気のあった『通』をちょっとアレンジする」って内容止まりであり、この辺にパズルゲームのシリーズ展開の難しさとか限界とか感じる部分もある。…が、とりあえず大したウデの無いわしとしてはパーティゲーとしてはそれなりに楽しいし、これはこれで良かったのでは、とは思う。

掲載日:2004年7月13日
更新日:2024年6月4日


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