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ファイアーエムブレム
新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜
メーカー:任天堂
開発:インテリジェントシステムズ、任天堂 企画開発本部
機種:ニンテンドーDS
発売日:2010年7月15日
定価:4800円
ジャンル:シミュレーションRPG
広告(良かったら買ってくれぃ) |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
7 | 9 | 10 | 8 | 9 | 8 | 8 | 86 |
陛下ッ!最高ですぞ!(良いのでござる) |
・操作性・快適性に関しては文句なし。ボタン操作・タッチペンの両方に対応し、どちらでも快適に遊ぶことができる。戦闘もさくさく進みテンポがいいのも◎。『エムブレム』と『ウォーズ』は毎回この部分(インターフェイス部分の快適さ)の出来が圧倒的。相変わらず、いい仕事してるね。 ・スーパーファミコン版『紋章の謎』は出だし(2〜3章)がかなり高難度だったので、そういった意味では本編の前に前日譚が挿入されたのは、ユニット育成の機会も増え、難易度をいい塩梅に調整してくれてるとは感じる。 ・マイユニット絡みを中心に会話イベントが増えたので、ストーリー上ではイベントのない地味なキャラにも見せ場が増えた、と言う意味では嬉しい。 ・シリーズを生まれたての頃から遊んでるユーザーには、ユニットを失わない「カジュアルモード」は「シリーズの醍醐味が台無し!!」だとか「ヌル過ぎる!」と批判的に映りがちかもしれないが、個人的には「ようやった!!」と思う。昔よりは大分ヌルくなったFEだが、それでも決して簡単なゲームではない。ノーヒントで進んでいくとポロポロユニットが死んでいき詰んでしまう事も少なからずあろう。そういう意味では今回のこのシステム、ある意味、究極の解決策とも言える(ちょっと力技的手法な気はするが)。古参のツワモノ系のファンには叩かれるかもしれんけど、初心者には徹底して敷居を下げてあげる親切な姿勢を忘れないで欲しい。 ・オマケモード『新・アカネイア戦記』(サテラビュー版のリメイク)はファンにはうれしい要素。個人的にはサテラビューを買ったのに遊び逃したので、ありがたかった。 |
敵襲!そんなんじゃ死にますぞ!(イカンべな) |
・前作『新・暗黒竜』で導入された兵種変更システムだが、やっぱりリメイクの本作にはちょっと合わない部分があるかなあ、とは感じる。キャラ毎に持つイメージが固まってるってのもあるし、エンディング後が決まっちゃってるので騎士で使い続けたのにエンディングでは「魔法学園を作って民から支持された」とか言われてもピンと来ないしな(リメイクなんで、使った兵種によってEDまで弄くるってのも違うと思うし)。システム自体の発想は面白いから全否定はしないけど、完全新作向けのシステムだよなあ、とは感じる。 ・出してくれたから文句言うのも悪いけど、やっぱり前作と一纏めで1本で発売される、ってのが本来の姿ではないかと(そもそもスーパーファミコン版『紋章の謎』がそうだったんで余計にな)。この作品の場合、前作をやってないと「なんでコイツと敵対してるのか?」とかいった、基本的な話が分からないからね。 ・マイユニットが登場するファイアーエムブレム共通の欠点と思うが、ちょっとマイユニットがシステム面でもシナリオ方向でもチヤホヤされ過ぎな気はする。ただの一兵卒なのに。 ・仲間になるユニットが多いのに出撃可能な枠は増えてない…ってか、スーファミ版よりも大幅に減ってしまったせいで、ベンチ入りユニットが大量に発生。もうちょっと出撃枠多くてもいいんでない? |
感想ですじゃ。 |
スーパーファミコン『紋章の謎』の第二部の単品でのリメイクで、DSで先に出た『新・暗黒竜と光の剣』の続編にあたるシナリオ。前作がかなり賛否割れる内容だったんで、発売も急がず調整を優先した様子。 間が空いただけに、前作の不満点なんかもある程度は改善され、遊んでて大きな不満点の無い作品に仕上がってるのは良し。キャラは大幅に増えたのに出撃枠が減っちゃってるのはアレだけど、まぁ、全体としては丁寧にリメイクされてる部類だと言えるでしょう。 |
掲載日:2010年8月1日
更新日:2022年5月17日
攻略ページはこちら!→ 『ファイアーエムブレム攻略 新・紋章の謎』
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