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メトロイドプライムピンボール
メーカー:任天堂
開発:Fuse Games
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2006年1月19日
価格:4800円
ジャンル:アクション(ピンボール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 7 7 7 6 75
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よろしい感じなトコロ。
・ボールの動きが滑らか。グラフィックもニンテンドーDS全体の中では良好な部類。無理にポリゴンで描かれていないのは正解だと思う。メトロイドっていう題材の関係上、モヤッとしてて暗めな描画が多いとは思うが、見易さ自体は配慮されてて遊びにくさが無い点は良し。

・ボムやミサイルを用いて敵を攻撃する要素があるなど、随所にメトロイドらしさはある。ゲームボーイアドバンスで出ていた『スーパーマリオボール』辺りと比べても、動きだとかギミックにムリを感じないので、強引にピンボールに仕立てた感がないのがいい。

・ボールの動きは高速でバウンドも激しくて目で追うのが大変だが、それに配慮してかボールはロストしにくいバランスになっている。高速のボールに慣れてくるとロストせずに続けられるようになり、スコアアタックが楽しくなるバランス。
イカンと思えるトコロ。
・タッチパネルに触れて台を揺らす操作は少々位置的に無理があり、とっさの危険回避には使えない。使用されていない十字キーの上下にでも割り振ってくれれば良かったのに(まぁ多用させないためにあえてそういう割り振りにしてる可能性もあるとは思うが)。

・振動カートリッジ対応だが、振動自体が弱い上に音がちょっとブイーブイーとうるさいのが難点。
感想ばい。
 メトロイドシリーズとしては珍しい派生作でピンボールにアレンジされた内容。
 ボリューム自体はあっさりめでそこまで突き抜けた完成度には感じないけども、丁寧にムリ無くピンボールゲームに落とし込んだ感じ。ゲームボーイアドバンスで出ていた『スーパーマリオボール』なんかだとそもそも「なんでマリオがボールや!?」と思えたり、作りが洋ゲー過ぎてマリオっぽく無かったりしたモンだが、本作はベース部分の作りは丁寧で違和感も無く遊べるのは良し。もう少し台の種類が多ければなお良かったかな。まぁ別に「こいつぁ超傑作だ!」ってくらいでは無いとは思うが、キャラゲー・派生作としてそこそこ良好なクオリティかと。

 任天堂のピンボールゲームに多い「リアルよりもゲームならではのギミック重視型ピンボール」の良作って印象。一味変わったピンボールを遊びたい方にはオススメできる内容じゃないかと思われます。

掲載日:2007年10月7日
更新日:2024年7月2日


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