日本経済新聞社監修
知らないままでは
をする 「モノやお金のしくみ」DS
メーカー:任天堂
開発:日本経済新聞社、任天堂 企画開発本部
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2009年8月27日
価格:3800円
ジャンル:知育(政治・経済)


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執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 8 8 7 8 75
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・深い内容を学ぶにはかなり物足りない内容だと思うが、用語解説とかが非常に親切で分かり易いので浅く広く本を読む感じで楽しめるのが良し。「受験や大学経済学部向けの経済を学ぶ」と言う見方では向かんだろうが、勉強でなく、「雑学レベルでなんとなく知りたい」程度の人にはマッチした内容。知っておくと確かに便利な事柄が多く、その点では確かに実用的。

・操作回りでストレスを感じない作りがいかにも任天堂らしい堅実さ。似たような知育ゲームはDSでは腐るほどあるが、合格点を与えられる出来なのはごく僅か。そう言った面では貴重。
ダメですばい。
・時事ネタがかなりの割合を占め、ちょっと時間が経つと内容的にすぐ古くなってしまう。タッチジェネレーションズの一環として長く売りたいなら、もうちょっと普遍的な内容の方に重きをおくべきだったのではなかろーか?この内容からすると、バーチャルコンソール化はされない気もする。

・問題の難易度のバランスがちょっと良くないかなあ、と感じる。2択問題なんかは正解でない方の数字や単語があまりに突飛な値すぎるのでそれっぽい方の答えを選べば大方正解になるが、一方で、感覚で数字を当てるクイズは突然「○○社の2008年の売上額は?」とか聞いてくるんで非常に難しい。
感想ですけん。
 DSでは腐るほど出ているこの手の作品だが、知育系としては久しぶりの「当たり」ではあった。最近おはやりの「池上さん系ニュース番組」よりも多分更にまろやかで甘めの作り。経済が全然得意でない自分でも楽しめる内容なので、興味がある方はやってみるのもよろしいかと。逆に、専門で学んだ方なんかには逆に退屈でしょうが、ね。

 ただ、かなり噛み砕いた内容にはなっているものの、「あくまで純・知育系」であり、ゲームらしい要素はほぼ皆無。脳トレなんかはゲームとしても面白い部分はあったが、こちらはそれっぽい要素は見当たらんだけに、ゲームをやりたいってユーザーには向かんかと。

掲載日:2011年1月23日
更新日:2016年10月25日


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