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ヨッシーアイランドDS
メーカー:任天堂
開発:アートゥーン
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2007年3月8日
価格:4800円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 2 5 4 3 6 45
プレイ時間…15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひ!良ひぞ!!
・ステージ数は40以上あり、隠しステージもある。ボリュームは携帯機のゲームとしてはまぁそこそこの範疇には入るとは思う。バランスが鬼畜すぎてやる気は起きんが、コンプリートの何度は前作より遥かに難しいので、「スーパーファミコン版はヌル過ぎた!」っていう猛者系のユーザさんならやり込む余地が大であり嬉しいと思……うかどうかは別か(苦笑)。

・スーパーファミコンと操作方法がほとんど一緒なので、ある程度やり込んだ経験者ならすんなり入っていける内容。未経験者でも丁寧なチュートリアルのおかげで大丈夫だと思われる。
イカンのじゃい。
・ヨッシーの背中に乗せるキャラクターによってアクションが変化するが、それほど面白い要素だとは思えなかった。むしろ、それらの切り替えが面倒だったし、シンプルさも失われていると思われてならん。

・BGMの出来が酷い。ノリが悪く、とてもアクションゲーム向きの曲ではないものだらけ。単純に音楽として聞いても耳に残らない。これならスーパーファミコン版のものをそのまま流用した方がずっとマシだった。効果音もスーパーファミコン版より遥かに劣る出来。

・ニンテンドーDSの上下2画面を使った画面構成になっているが、視点を上下に移動するのが面倒で必要性を感じない。特に、ヨッシーが上下の画面の間付近にいる時などは見づらくて仕方ない。1画面で快適に済んでいたものを無理矢理2画面に分割されている仕様は理解できない。

・1つの面が長過ぎてだれる。オマケにステージのギミックがプレイヤーへの嫌がらせを最重要視して作られていて、遊んでいてひたすらイライラさせられるのに閉口。

・グラフィックはスーパーファミコンの流れを汲んでいるが、アニメーションのぎこちなさが目立つ。静止画の出来はそこそこなのだが。
感想である!
 製作元が凡作未満だった『ヨッシーの万有引力』のアートゥーンって時点で全く期待はしていなかったが、「何かの間違いでひょっとしたら面白い事もあるかもしれない」と、ほんの一握りの希望を持って、定価の半額のワゴンセールで購入してみた…が、結果は予想通り大撃沈であり、スーパーファミコン版よりかなり劣る内容であった。

 「どこが悪い」とか言う以前、作り手そのものの力量・地力の差がはっきり出てしまってる印象で、言うなれば任天堂内製のヨッシーに比べ全方向で純粋に悪化しとるって言っても貶し過ぎとも思えない程。追加した要素も尽く蛇足ばかり。見た目だけは似せられても、肝心の手触りやゲームバランスは真似られなかったようで。この手の続編って例えはアレだけどさ……『完全に素人であるファンメイドの勝手な続編』(≒ぼくのかんがえたさいきょうのしんさく!!的な)ともはや大差ない気が。てか、最近であれば海外のファンが勝手に作った続編の方がよほど出来が良いのではないか?(苦笑)

 個人的にはこの程度の内容で名作“ヨッシーアイランド”ブランドを名乗ってもらいたくはなかった。ヨッシーアイランドを遊んだ人が遊んで面白い内容とは思えないので未経験者なら。

 ガワだけ似せた三流以下の凡作、と申すか、任天堂ブランドで出して良い水準に程遠いクソゲーに近いレベル。何度でも言う。任天堂さん自社の有力シリーズを力量の無いトコに安易に下請けに出し過ぎ。

掲載日:2007年11月6日
更新日:2018年10月9日


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