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シティコネクション
メーカー:ジャレコ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1985年9月27日
価格:5000円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 5 6 5 6 60
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高でごんす。
・「通ったルートが塗り潰され、フィールドを全部塗ればクリア」なるドットイート系の内容でルール自体はシンプル。パックマンライクな内容のゲームとしては、横から見た視点でキャラが大きめって部分に個性があったかな、と。

・ファミコン初期〜中期のゲームとしてはグラフィックが凝ってた印象。ステージごとに背景は変わるし、グラデーションが効いてて綺麗だったし。

・方向転換だけでモッサリめでジャンプ中は一切操作できないが、結構な長距離のジャンプができたり、動き自体は古いゲームの割には豪快であり、操縦が難しい分だけ思い通りに操作できた時なんかは結構爽快感がある。
イカンのであ〜る。
・ジャンプ中は一切操作が効かないのにジャンプした後にお邪魔キャラが唐突に出て来てミスが確定する事があるのがジミに理不尽であり、ストレスが溜まる作り。

・ちょっとステージを進むと敵の密度が上がり、多数のキャラクターが横に並んで表示がチラつく事が多く、ちょっと目に悪いのが難点(ファミコンのスプライトの上限に引っかかりやすい作りで結構出くわすのだ…)。
THE 感想。
 見た目は横から見た視点のジャンプアクションに近くてだいぶ異なるのだが、内容的には『パックマン』(そちらは上から見た視点でゲームが進む)に代表されるドットイート系のアクションゲームだったりする。もしくは、パックマンと同じくナムコの『マッピー』(横視点で何段かのフィールドに散らばったアイテムを集めるって内容)なんかに近い部分もあるかも。

 ファミコンの割と早い頃の作品の割に結構見た目は凝っており、ステージを進む事に変化していく風景を楽しめるのはドライブ気分が味わえてよろしいかと(もっとも操作の忙しい本作みたいなゲームだと悠長に景色を見てる余裕とかそんなにナイのはご愛嬌)。
 挙動のクセが強いだとか難易度が高め、しかもちょっと理不尽な方向で…という難点もあるのだが、一風変わった独特な味わいのあるゲームだったなァ、とも。パックマン系のゲームとしては自機の操作自体を難しくする事で個性を付けてたのかなーって内容であった。

掲載日:2025年5月27日


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