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ファミコンジャンプ 英雄列伝
メーカー:バンダイ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1989年2月15日
価格:6500円
ジャンル:RPG
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ミニファミコン(ジャンプVer) ※ドラクエ1以外はクソゲー寄せ集め みたいなモンなんでご注意。 |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
4 | 5 | 3 | 4 | 3 | 5 | 4 | 35 |
最高やでぇーー! |
・登場するのはジャンプ黄金期のキャラクターばかりなんで、恐らく今以上に圧倒的に豪華。人気のあったジャンプの漫画のキャラが勢揃いで見た目だけなら非常に豪華。こういう人気キャラをアレコレと操作できるのが長所(まぁソレが面白さに繋がってないのがいかにもバンダイ製キャラゲーチックですけども)。 ・色んなタッチのキャラが同時に出るため、見た目がちょっと奇妙。闇鍋ごった煮的なカオス全開の雰囲気を楽しめる方ならこれもまたアリかね。 |
イカンのじゃああぁ! |
・ゲームとしては当時流行っていた『ドラゴンクエスト』だの『ゼルダの伝説』だのチックな要素を寄せ集めただけで、1本の作品としてのまとまりは無い。ドラクエみたいな懐の深さ・ボリュームは無いし、ゼルダみたいな謎解きやアクションの駆け引きも無い。結局見た目だけの薄っぺらい作りであって、「キャラで釣ればいいや」って作る側の志の低さが色んなトコから滲み出る作りなのが残念。 ・ゲームバランスもグダグダで面白いと感じられる部分は極端に少ない。また、全体的に導線が不足気味で何をすればよろしいのかサッパリ分からない作り。豪華な顔ぶれにしても「夢の共演」って言うよか「これ以上無いほど散らかった部屋の押し入れの中(開けるとガーッと中身がこぼれるタイプ)」とか「食えないモノが入ってる系の闇鍋」とか言った方が適切な内容だしな。ゲームとしても見るべき点はなく、低品質なキャラゲーに過ぎないのは残念。 ・何をするにもお使いとかツマランミニゲームとかさせられてストレスが常時蓄積する鬼のようなスタイル。しかもやたらと使い回し多し!作る側の手抜きがモロに浮き出た格好なのがトホホ。 ・「ウソッ!?」ってくらいフィールドの移動時間がおそーいーー。まぁファミコン時代のRPGだと珍しくは無いが、そんでもやっぱ遊んでてキツイ。 ・この手の闇鍋コラボゲーではありがちだが、どうしても人気のある漫画のキャラのイベントばっか多めに設定されており、扱いの良し悪しのバランスって意味ではやたらと偏りは大きい。特に鳥山作品率は異様に高め。ここまで偏るなら『鳥山明ワールド』にでもしとけば良かったのでは…とか思ってもみたり。道中のボスにしても、個々の作品では最後の強敵だったりした人物がこのゲームでは噛ませ犬的な軽量級の扱いだったり、あんまりだと思える箇所が多め(まぁこの手の闇鍋ゲーでそこまで求めるのは酷な気もするが)。 ・セーブ形式がパスワード式で、しかもやたらと長いので非常にダルい。RPG以外でもフツーにセーブできたゲームもあったファミコン後期のゲームで定価も高かったから、少しは奮発してバッテリーバックアップ式にしてくれりゃ良かったのに。 |
感想だぜーい! |
色々と絶望感を覚える内容。ファミコンのクソゲーって言ったらやっぱりバンダイ。昔とか悲しくなるくらい、ホントまともにゲーム作れてなかったわいねー(最近でも怪しいけど)。見た目に意識が行き過ぎて、肝心のバランスが崩壊気味。その見た目にしたって別に他に比べて特段キレイなわけじゃないってかフツーに低品位。「キャラを前面に出せば売れるだろう」って言う安直な意図がゲームの随所から漂い、常に脱力感に悩まされる。 後々までキャラゲーってモノに対して必要以上に警戒してしまうっていう習慣が付いたのは絶対このメーカーのお陰。こんなのが100万売れてしまったって言うから当時のファミコンブームは恐ろしい。 当時のジャンプのTVゲームコーナーでは鳥山明先生がキャラデザを務めた『ドラゴンクエスト』等、ジャンプに関係のあるようなゲームをやたらプッシュしていたりしたモンだが、このゲームも例によって「超豪華な夢の共演!」とか美辞麗句を並べてやたらとプッシュしておったと記憶しておるが、宣伝すれば宣伝するくらい逆効果だったろうなあ、この出来では(苦笑)。 やたらと版権が絡んだ系のキャラゲーって事でバーチャルコンソール等での配信は絶望視されておったが、何故かミニファミコンの特性特製ジャンプバージョンが発売され、一応は遊びやすくはなった。まぁわざわざ数千円出して遊ぶ価値のあるゲームでも無いとは思うけども、怖いもの知らずの物好きな方、クソゲーハンターな方には良いヒマ潰しにはなるやもしれぬ。 |
掲載日:2010年12月19日
更新日:2020年10月27日
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