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獣王記
メーカー:アスミック・エース
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1990年7月20日
価格:5990円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 5 5 6 5 6 55
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかばい。最高ばい。
・元のバージョンよりもキャラが小さくなった分だけ引いた視点となり、画面の狭さは感じづらくなった利点はある。

・アーケードからの移植と見れば劣化点は多いが、ファミコンのアクションゲームとしてはハード後期の作品だけに、それなりに描き込みは細かく、見栄えもそこまで悪くはない。
お〜の、イカンぜよ。
・グラフィックは自キャラも敵キャラもかなり表示が小さく、動きもかなりチマチマしている。変身時のデモ(動物の顔が画面一杯にアップになってガオーって吠えるやつ)やステージ開始前・クリア時の演出もカットされており、移植度って観点ではかなり低めと言わざるを得ず。

・元から攻撃のリーチが短く当てづらいゲームだったが、キャラが大幅にちっこくなった事で余計遊びづらくなってしまった印象で、見た目以外にもしっかり悪影響が出ているのが残念。難易度自体は高めなのだが、どこか単調で底の浅さを感じてしまう点はしっかり元のゲーム通りって感じではある。
THE 感想。
 セガのアクションゲーム『獣王記』の移植作品で、アスミック・エース社が意欲を担当。

 アーケード版・メガドライブ版が80年代後半〜90年代前半に多かった「キャラがデカくて迫力があるけど挙動はモッサリ系」の作風……なのだが、このファミコン版はハード性能の限界からか元の作品のキャラの描写の大きさは実現できておらず、全体的にチマチマした感じにスケールダウンしてしまっている。メガドライブ版よりかなり後発の発売であり、このクオリティであれば、無理せずファミコンで出さず、数ヶ月後に出るスーパーファミコン向けに開発した方がマトモになったのでは…と思えてしまったり。完全移植が不可能でもハード性能に合わせた大胆なアレンジで好評だった作品も多いが、本作はデメリットばかりが目立つ作りであり、同じ時期に割と多かった無茶移植の範疇に入りそうな感じではある。

 個人的には別にアーケード版・メガドライブ版からモッサリ気味で「面白い!」って感じず「デカキャラやデモ画面の迫力を堪能するゲーム」って思っていたのだが、本移植はモッサリはそのまんまでデカキャラの迫力だけ消え失せた感じなんで、どうも物足りなさばかり覚えてしまう。まあ、致命的にダメな箇所があるでもなく、普通に遊べる内容ではあるけどもね。

掲載日:2023年8月22日


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