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キョロちゃんランド
メーカー:ヒロ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1992年12月11日
価格:5800円
ジャンル:アクション(2D)


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クソゲーやるより
おやつ食おうぜ!

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 2 3 5 2 5 32
プレイ時間…2〜3時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ヨイノダ・マジデ大統領(最高である!)
・グラフィックは凝ってる部分は凝っている。塔の周囲を回りながら登っていく格好になるが(同じファミコンの『星のカービィ 夢の泉の物語』やスーファミの『超魔界村』の塔ステージで見られた表現)、スクロールはそれなりに滑らかではある。まぁ本作はあくまでゲームであって技術デモじゃないんだし、遊んでてまるで面白さが無いと有り難みも無かったりするけども…(笑)。
アイヤ・ダメナンデス副大統領(ダメである!)
・キョロちゃんのアニメーション自体は歩くだけでもコマ数が多かったりして滑らかなのだが、常にどこか焦点が合っておらずハッキリ言って怖い。あと、見た目は滑らかなのだがボタンを押してから動くまでに若干間があるとか振り向くだけで時間が掛かるとか操作性は劣悪で、思い通りの操作はしづらいのもキツい。

・最初のステージからして結構きつきつな時間設定だったり、なんでもないように見える足場が落とし穴だったり、ムダに難易度を吊り上げる理不尽要素だらけなのもストレス要素。開発者の意地の悪さが窺える作りではある(←オイ)。

・真っ黒な背景に浮かぶ極彩色(紫一色とか蛍光緑一色とか)世界観がやたらと不気味。敵も良く分からない多角形だったり球体が浮かんでフヨフヨ浮いてるばかりで、全体的に意味が分からない感じではある。

・ファミコン後期のソフトのクセに「Aボタンが左右入力時にジャンプ、ニュートラルだと攻撃になっていて、Bボタンがポーズ」とか珍妙なボタン配置で独特の挙動も相まってこれまた操作しづらい要因に。大半のアクションゲームのように「A=ジャンプ、B=攻撃、スタート=一時停止」じゃダメだったの?

・BGMか効果音、どちらかしか鳴らないってのはよく分からない仕様。BGMが無いと無音で素っ気ないし、効果音が無いと敵出現時のアラームが鳴らず実害がある。特に豪華な音が鳴るワケでもないし、大半のゲーム同様、ちゃんと両方出せよと思うが。
スナワティ・コレ感想相(感想である!)
 森永製菓のチョコボールのキャラクター『キョロちゃん』をメインキャラに据えたアクションゲーム…なのだが、何やら世界観が無機質過ぎて不気味であり、闇の中に浮かぶ極彩色の塔をひたすら登っていくという、意味の分からないシチュエーションになっている。
 なんでも全くチョコボールなんて関係ない別物の洋ゲーにキャラだけ持って来たせいでこうなったらしいが、なんでキョロちゃん持って来た?…って感じではある。肝心のゲーム部分も「背景の塔の立体スクロール表現だけは凝ってる」とか見るべき点は一応あるが、別に面白さに繋がってなくてムダに見づらいし、何よりアクションとしては操作性もモッサリでムダに制御が難しく、昔の洋ゲーによく見られた極悪なゲームバランスもあり、ゲームとして見る部分は無いかなー、と。不気味で存在感はあるけど、別に面白くはないのがね…(苦笑)。

掲載日:2025年5月3日


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