縮緬遊戯堂 > レビューランド > ファミリーコンピュータ > マッハライダー
マッハライダー
メーカー:任天堂
開発:任天堂開発二部、HAL研究所
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1985年11月21日
価格:4900円
ジャンル:レース(アクション)
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
7 | 6 | 6 | 6 | 4 | 6 | 58 |
ヒヤッハー!サイコーだぜぇ! (北斗の拳の世紀末チンピラ風に) |
・「マッハ」って名乗ってるだけにスピード感は当時のファミコンゲームとしては圧倒的であり、(障害物にぶつからずに暫く加速できて上手くかっ飛ばせると、だが)爽快感は凄かった。 ・ベースのレースゲームに加えて、ショットを発射して敵を破壊するシューティング的な要素も組み合わさっているのが面白い。 ・同じ任天堂から出た『エキサイトバイク』みたいにコースエディットモードが用意されているのは楽しい。まぁ別売のセーブできる周辺機器なんて持ってなかったから、電源切ったらアウトでしたけどもね…(笑)。 |
ウギャー!サ、サイアクだぜぇ!たわばっ! (世紀末チンピラの断末魔風に) |
・あまりに制御の難しい自機の操作&序盤から殺しにかかって来るステージ構成という、ダブルでの激辛難易度が遊んでてキツ過ぎる。ある程度慣れて自在にマシンを動かせるようになるまでは敵や障害物の岩にぶつかって即ゲームオーバーとかザラ。昔から初心者向けにも配慮している事が多かった任天堂の内製作品にしてはいやに突き放したバランスで、ちょっとキツかった印象。ファミコンだと説明も抜きで「触って覚えろ!」ってスタイルのゲームが大半だったが、本作の場合は似たゲームが少なくシステムが独特なんで、その辺のフォローは必要だったよなー、と。 |
ふ…感想だ。 (世紀末を救う北斗神拳継承者風に) |
レースゲーム+シューティングゲーム的な色合いの高速走行のスリルが味わえる作品。 自在に操作できるようになり障害物をスイスイ避けて敵を退けてスピードを保てるとホント最高の爽快感が味わえるのだが、問題はその難易度。序盤から殺しに来る極悪な高難易度で、オマケに似たゲームが無いのにゲーム側から説明らしい説明も無く放り出されるため、必要以上に死にゲーに寄ってしまって遊んでてしんどさしか感じない。もうちょっとねぇ、客に歩み寄ってくれれば、独自性の高さも相まって名作として記憶される存在になれたのでは…と思えたり。インパクトはあるけど「楽しい」より「しんどい」が前に来ちゃうのよね、ヘタレのわしだと特に。 この苛烈な死にゲー路線はアレだ、任天堂の同時期の作品で言えば『謎の村雨城』・『スーパーマリオブラザーズ2』・『ゴルフUSコース』辺りとも似てるかな。当時の任天堂は内製作品でもまだソコまで「誰でも遊べる」モノにこだわってなかったせいか、ちょくちょくアーケードスタイルの激辛難易度の作品を出してたなァ…と記憶(苦笑)。 |
掲載日:2024年12月31日
縮緬遊戯堂 > レビューランド > ファミリーコンピュータ > マッハライダー