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マリオブラザーズ
メーカー:任天堂
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1983年9月9日
価格:3800円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 6 9 8 6 78
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イーヤッフー!ハハー!(良いノダ)
・敵を床の下からジャンプして突き上げ、ひっくり返った所を倒す…という、当時としてはひと手間掛けた感じのシステムがシンプルながらもユニークだったな、と記憶。

・当時のゲームで多かった「2人用はあくまで1人ずつで片方がミスしたらもう1人が遊べる」ではなく、「リアルタイムで2人で同時に遊べる」ため、ゲームオーバーにならない限りは待ち時間が無くて退屈しないのが嬉しい要素ではあった。

・2人用モードでの協力or足の引っ張り合いが異様に熱い(意図せずそれらが切り替わる事も多々あったりするのがまたカオス)。

・ファミコン初期のゲームだけに作りはかなり素朴なのだが、キャラの動きはイキイキしており、プレイヤーのマリオ・ルイージも敵キャラがかなり凝っている。
マンマミーア…(イカンのじゃ)
・後の『スーパーマリオ』シリーズとか本作自体の移植・リメイク作品とかよりも挙動のクセはかなり強い。ジャンプ中の制御はできない他、左右に移動後の滑る距離・時間もかなり長いため、全体的にモッサリ気味。操作部分でミスが起こりやすい。

・80年代前半当時のゲームとしては練り込まれている方とは思うが、1人用だとひたすら地道に敵を倒していく展開で進んでも代わり映えせず、どうしても飽きやすい。

・アツい2人用にしても、互いに干渉してしまうため、協力しようとしても足を引っ張って事も多く、喧嘩の元になる恐れも…まぁそれも味と言えば味なのだが(笑)。
イッツミーザ、感想。
 『スーパーマリオブラザーズ』の前のスーパーじゃない『マリオブラザーズ』である。1画面で完結したシステムになっており、ステージ内に登場する敵を全部倒す→次の面に進む→……の繰り返しのシンプルな構成。「踏んで倒す」とか「殴ったり斬ったりして倒す」ではなく、「下から突き上げてひっくり返した所を蹴っ飛ばす」って敵の倒し方がユニークだった。

 1人用も楽しいのだがややアッサリめ。真価を発揮するのは2人同時モード。後に出た『アイスクライマー』と同様、1人ずつ交代でなく2人同時に遊べるのだが、協力して先に進むのも、壮絶な殺し合い(←オイ)をするのもエキサイトする内容だったなァ…と。

掲載日:2023年3月14日


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