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マリオオープンゴルフ
メーカー:任天堂
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1991年9月20日
価格:6000円
ジャンル:スポーツ(ゴルフ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 7 7 7 8 76
プレイ時間…20~30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イーヤッフー!ハハー!(よかばいねー)
・俯瞰視点でのマップからショット時には広い風景を眺められる3D風画面が画面全体に映るようにになり臨場感がUPしている。ショットを打つ時の滑らかなアニメーションやボールがカップに入る瞬間にホール付近がアップ表示されるなど、ファミコン後期のゲームだけあってファミコンのゴルフゲームの中では演出面が非常に凝った作り。BGMもフィールドやメニュー画面ではオシャレな感じで、パッティングでは緊迫感のある曲に切り替わるなど、しっかり雰囲気を盛り上げてくれる印象。

・基本操作は84年に発売された「ゴルフ」を踏襲した作りになっているが、打つ方向の自由度が上がったり距離の表示が付いたり、途中で中断セーブが可能になったり…、と色々と親切になったのは嬉しい。セーブ機能も付いてこれまで遊んだ記録を参照できるのも良し。

・難易度は高い方だと思うが、任天堂のファミコンのゴルフゲームの中ではマイルドな調整になっている方かと(先に出たゴルフゲームがアーケードスタイル過ぎてキツかったのだ…)。

・コース数はファミコンのゴルフゲームとしては多い方だと思う。色んな国を巡る格好になっていて、コースごとにグラフィックが変わるのも見た目でも楽しめて良い。
マンマミーア…(ダメでござろう)
・パットの距離表示が無いので直感と経験に頼るしかないのがキツい。他の場面では画面に出てるのになあ。

・通算成績はコース毎に規定の成績が設定されており、一定ラインを下回ると問答無用でゲームオーバーになってしまう。このラインが初っ端から結構高めに設定されており、ダブルボギーとか叩いてるとあっという間にゲームオーバー。ファミコン初期~中期の頃よりは多少マイルドとは言え、今基準で考えると難易度はクソ高い部類ではある…。

・ゲーム内の文字は英字が多く、日本語の部分(キャラのセリフだとか)も何故か殆ど殆どカタカナなので微妙に読みづらい。ファミコンにしては大容量のROMを採用してるから、容量が足りないって事は無いと思うのだが(笑)。
イッツミーザ、感想。
 マリオをメインキャラに据えたゴルフゲーム。同様のマリオのゴルフゲームはディスクシステムでも出ていたが(=JAPANコース、USコース)本作はファミコン後期の発売だけあって、鬼畜難度は多少だが控えめになり、システム部分もよりユーザフレンドリーになっていて遊びやすい。任天堂のファミコンでのゴルフゲームとしては決定版的な作り。

 後のマリオスポーツシリーズと比べて派手なゲームっぽい必殺技とかあるでもなく地味な印象はあるが、ゴルフゲームとしては良く出来ておりしっかり楽しめる(個人的にはマリオゴルフとかテニスとかでもあんま色物っぽい必殺技・ギミックは要らんって考えてますんで、プレーン上等ですけどもね)。現在の多くのゴルフゲームのお手本となった作品とも呼べるんじゃないかな。ちょっと昔だとバーチャルコンソール、今だとスイッチさんオンラインなど、配信される機会は比較的多く、手に取りやすい点は嬉しいところですな。

掲載日:2005年2月21日
更新日:2025年4月8日


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