縮緬遊戯堂 > レビューランド > ファミリーコンピュータ > 沙羅曼蛇

沙羅曼蛇
メーカー:コナミ
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1987年9月25日
価格:4900円
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 8 8 7 7 78
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良き哉。
・戻り復活制だった本家「グラディウス」と違い、ミスしてもその場で復帰できるのがちょっと優しい。今までためてきたオプションなんかも復活直後に回収できるので大幅な戦力ダウンは回避できるのがちょっぴり優しい(ソレ前提で設計してるだろうから、単純に優しいだけでも無いとは思うが)。

・グネグネした生物的表現とか炎の表現とか、見た目が非常に凝っている。自機の装備の演出にしてもグラディウスよりもパワーアップしており、単純に爽快感もUPしているのは良し。透明感のあるコナミサウンドも健在であり、演出面のレベルは高い。

<スコアに反映させてないけど印象的だった点>
・カセット内側の基板が丸見えなスケルトン仕様(クリアブルー色)のカセットがムダにカッチョいい(ゲーム内容と直接的な関係は無い割に当時の宣伝では何故かかなりアピールされていたと記憶)。
イカン也。
・装備の整うまでの序盤の方が難しい一方、装備がきっちり整うと途端に難易度が下がってミスしなくなるって意味では、大味なバランスになっていると言えなくもない。

・なんでも、アーケード版とはほとんど別モノになってしまったとの事(わしはアーケード版をやり込んでなくて完全移植か否かに思い入れが無いので、アレンジされて別物になってても別にイヤじゃないですけど)。まぁ、この辺はファミコンの性能の限界と言う点で仕方ないとは思う。個人的には面白いアレンジになってりゃソレで構わんってスタンスですね。
感想じゃ。
 『グラディウス』の外伝的位置付けの作品。個人的にはアーケード版とかやり込んでないので移植度云々とか違いとかは分からんけど、ファミコンのシューティングゲームとして・一本の作品としては良く出来ているとは思う。
 ただ、やっぱり難易度は高めで、誰でも楽しめるかと言うとさすがに厳しいかも。まぁ難しいって言っても理不尽な程でもなく、へっぽこなわしでも楽しめる良作だとは思うんで、未経験で気になってる方は移植版とか手を出してみるのもアリかもしれませんぞ。

掲載日:2010年6月12日
更新日:2024年6月11日


シリーズ別一覧:グラディウス

縮緬遊戯堂 > レビューランド > ファミリーコンピュータ > 沙羅曼蛇