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スーパーチャイニーズ
メーカー:ナムコ
開発:マイクロアカデミー(カルチャーブレーン)
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1986年6月20日
価格:3900円
ジャンル:アクション


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ホアター!ヌンチャクでもどうぞ♪
(人はブン殴らないでね!)

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 6 5 7 61
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
アチョー!よひアル!
・ステージ数はそこそこあり、敵キャラも結構沢山の種類がある。敵の顔触れも最初の方は人間型の敵が多いが、進んでいくと異形の怪物チックな容姿の敵が増えて来て見た目でも差別化はできてるかと。ファミコン初期〜中期のゲームとしてはボリュームはそこそこある方だったかと。

・中国っぽい雰囲気のゲームってのはあんまり多くなかったんで、珍しさはあったと思う。ファミコンのゲームながら合成音声で「アチョー」とか声が出るのもインパクトはあった。
ホアー!いかんアル!
・敵によっては「特定の攻撃しか受け付けない」だとか「一定以上パワーアップしていないとダメージが通らない」だとか、攻撃が通用するかしないか直感的でなく分かりづらいキャラがやたらと多いのがクセモノ。他のゲームであれば『スーパーマリオ』なら「トゲがあるから踏めない」とか「鉄で出来て火が効かない」とか分かりやすいが、本作はその辺の配慮がまるで無いのがキツい。見た目から分かる訳でも無く、かなり理不尽な仕様だと思う。取説にはその辺の事はある程度記されているそうだが、作中では一切説明が無いのはちょっと不親切だったなぁ、と。

・中盤辺りから目立って難易度が上がって敵の攻撃が苛烈になり非常にしんどい。元がアーケードの作品だったからどうしても難易度が高めになってしまうのだろうが、アレンジ移植と割り切ってるなら、もうちょっと手加減してマイルドに調整してもらった方がじっくり楽しめたのになァ、と。

・上下左右の移動は、ドット単位でなく見えないマス目単位で動くため敵との位置の微調整がやりづらい。挙動のクセは強い方かな、と。
ホアター!感想ある。
 『飛竜の拳』あたりと並んでカルチャーブレーンを代表するシリーズの1作目で、本作はナムコからのリリース。画面固定型のアクションゲームで、格闘ゲームっぽさも若干あるのがユニーク。

 攻撃方法を使い分けながらズバズバと沢山の敵を倒して行くのがメインで、クセ強めな挙動に慣れれば序盤〜中盤は割とサクサク進めて爽快感を味わいやすい。中盤以降は難易度が一気に上がり、どの敵に何が効くかとか分かりづらい事もあり、必要以上にトライ&エラーを求められるのがかなりキツく感じる。
 まぁ今だとスイッチさんオンラインのファミコンで遊べば、「パンチが通用しなくて返り討ちで死んだ!じゃ巻き戻そ♪」で理不尽さも結構カバーできるんで、気軽にボコボコ爽快感を味わいやすいかな、と。

掲載日:2025年1月21日


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