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高橋名人の冒険島2
メーカー:ハドソン
機種:ファミリーコンピュータ
発売年月日:1991年4月26日
価格:5800円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 8 5 7 6 69
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
まぢで良いですぢゃ。
・横スクロール型のアクションゲームとしてオーソドックスな作りで遊びやすい内容。奇をてらったような内容ではなく地味ではあるが、前作の凶悪な難易度と比較するとだいぶ易しめになり、適切なバランスで遊びやすくなった点は嬉しい。マトモにクリアするだけでも困難だった『1』と比べると、だいぶ遊びやすくなった。アイテムストックシステムが登場し、ミスした後の復帰がだいぶラクになった。

・乗れる恐竜が新登場。水中で動きやすいもの、火を吐いて攻撃するものなど種類は多様で変化が楽しめるのは良し。

・全体的にテンポが良く、キビキビ動いてサクサク進める点が嬉しい。
悪いトコでござる。
・ステージ構成がちょっと単調な気がする。アクションの種類が少ないだけに、余計淡白に感じる。前作よりはだいぶマシだが、初見殺し的な意地悪な敵配置は依然多めか。

・グラフィックは見やすさ重視でくっきり描かれているが、ベタ塗りで少々味気なくも感じる。
THE 感想。
 高橋名人の冒険島のファミコンでの2作目。『ワンダーボーイ』のキャラ替え版だった前作と異なり、独自の内容に進化している。「アイテムストック」や「乗れる恐竜」(→ヨッシー)等の導入で「高橋名人版のスーパーマリオワールド」って印象が強い。
 内容としては『1』など過去作よりもだいぶまろやかになって遊びやすくなっているのが印象的だった。発売時期がスーファミ登場後で前作よりも知名度は低めだが、出来自体は安定しており遊びやすい。『2』以降は『1』と違って移植機会に恵まれないが、完成度そのものは低くない。店頭で安く売ってたら購入してファミコン本体引っ張り出して遊んでみるのも一興やもしれませぬぞ。

掲載日:2008年1月18日
更新日:2020年9月29日


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