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悪魔城ドラキュラ
メーカー:コナミ
機種:ファミリーコンピュータ ディスクシステム
発売年月日:1986年9月26日
価格:2980円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
8 | 9 | 7 | 8 | 7 | 7 | 81 |
いいところじゃあ! |
・メインウエポン(ムチ)と様々な種類の中から1つだけ持てる使用回数制限付きのサブウエポンを使い分けてのアクションが斬新だったように思う。難易度が高いので基本的には死に続けてパターンを覚えていく類のゲームだと思うが、難しい分クリアできた時の感動が大きい。また、当時のゲームと比較すれば、難しさも常識内の範囲と言えるとは思う(ま、4~5面あたりからそんなことは言えんかもしれんけど)。 ・表現力に乏しいファミコンのゲームながらおどろおどろしいグラフィックが味。少ない色数でグラデーションかけてたり、職人芸とも言える技巧。見易さも損なわれていないのがナイス。 ・BGMもいいですやね。ま、相応に暗い曲ばっかなんだけど、なんか口ずさみたくなるメロディラインの綺麗さが味。21世紀に入ってからと違って、この時期のコナミはまだ俄然やる気があってBGMも抜群に良い。 |
これはイカンのじゃあ! |
・最近の探索型のシリーズと違って難易度がクソ高い。ダメージで大きく後ろにのけぞる挙動を持つ上に穴の傍に限ってやたら敵が多く配置されていたり、開発者の意地の悪さが窺える(←失礼)。また、即死トラップがやたら多いので、多少慣れた後でもちょっと気を抜くとすぐ死ぬ。まぁ、ファミコンのこの時期だと大半がそんな感じではあるけども。 |
感想ですけん。 |
今もなお続いてる悪魔城&キャッスルヴァニアシリーズの第一作。この作品の時点では後のシリーズ作品で採用されてるようなキャラクターの成長だとか探索だとかの要素は薄めの直球勝負の硬派なアクション。おどろおどろしい雰囲気はこのシリーズならではで、ファミコンの少ない色数で存在感のあるグラフィック、音数の少なさながら後のシリーズでも何度もアレンジ使用されるなどの名曲揃いで強烈なインパクトがあった。 難易度は高いには高いけど、まあ80年代半ばのゲームの中ではまだマトモな難度設定だったようには感じる。 今だとディスクシステム版はハードが逝かれてて遊べないことも多い事でしょう(ディスクシステムは経年劣化でほぼ確実に逝かれるゴムベルトを駆動部に使うとか、任天堂のハードのクセにいやに耐久力に難があるからなァ)。GBAのファミコンミニシリーズかWiiのバーチャルコンソール版が手軽に入手できるのでお求めの方はそちらをどうぞ。 |
掲載日:2011年5月30日
更新日:2015年2月9日
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
8 | 8 | 5 | 9 | 7 | 7 | 84 |
良かったのだ!! |
・中距離の攻撃を基本としたメインウェポンのムチや、斧、聖水、十字架といった個性豊かなサブウェポンらは珍しく、他のゲームとはまた違ったアクションの面白さがある。 ・演出やグラフィックに手が込んでおり、ボスの登場の仕方や逆に倒された時の演出にさえ凝っている。気持ち悪すぎない程度にホラーチックなデザインの敵も多く、これらが悪魔城ドラキュラの大きな魅力にも繋がっているようにも思う。 ・音楽も非常によろしい。ディスクシステム特有の音源の広さを活かした音楽で、ゴシックホラーなこのゲームに合った曲が多い。 |
駄目だったのだ!! |
・難易度が高めで、この時代のゲームにありがちな『死んで覚える』系のアクションゲームとなっている。特にジャンプの軌道が独特だったり、ダメージを受けると後ろに大きく飛び仰け反るといった仕様が変に難易度を上げすぎてしまっているところも。 |
感想なのだ!! |
自分が初めてディスクシステムで遊んだ思い出のゲーム。ファミコンのゲームの中でも音が綺麗なのが印象に残っている。 『悪魔城ドラキュラ』という何とも恐ろしい名前のタイトルに自分は怯えたが、内容はホラーゲーという事では一切なく、実際はゴシックホラーな世界を元にした高難易度アクションゲームであった。この難しさが硬派な世界観と合っていて、自分はかなり虜にさせられた思い出。 |
掲載日:2017年8月14日
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