縮緬遊戯堂 > レビューランド > ファミリーコンピュータ > リンクの冒険

リンクの冒険
メーカー:任天堂
開発:任天堂 情報開発部
機種:ファミリーコンピュータ ディスクシステム
発売年月日:1987年1月14日
価格:2600円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 7 9 6 8 73
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ここが最高なんです。
・敵との戦闘をメインに据えた内容となっており、アクションの種類が豊富で攻撃を使い分けて強敵を撃破していくのが楽しい。ゲームを進めるうちに徐々に攻撃手段も増加していき、強くなっていくことを実感できる作りなのが面白い。

・ゼルダらしく、音楽が良い。BGMはディスクシステムの音源を活かした滑らかな仕上がりで印象深い。BGMの種類がかなり沢山用意されているのも、当時のゲームとしては豪華な仕様だったと思う。

・アクションゲームながらレベル制を導入しており、主人公を育てる楽しさがある。
ここが困るんです。
・最初のうちは繰り出せる攻撃の種類が少なくて辛いし、中盤以降は敵が強くて辛い。更に穴に落ちれば問答無用で即死!終始難易度は非常に高い。特に攻撃が苛烈なボス戦はしんどい…!

・レベル制で強くする順番を自分で選べるのはユニークなのだが、ゲームオーバー時に3つある育成項目を均一に育てていないと再開した時に3つとも3つのうちで一番低いレベルに戻されるので結局平均的に上げて行かざるを得ないって意味では自由度はあんまり無いのが残念。
感想だぜよ。
 『ゼルダの伝説』シリーズの2作目だが上から見下ろし視点だった初代ゼルダと違って横スクロールのアクションゲームに。このスタイルのゼルダは本作が唯一である(一応、部分的に2Dパートがある作品は存在するが)。

 アクションの豊富さといった面では当時としては珍しいくらい多彩で奥深いアクションが楽しめる内容だと思うが、難易度が高くなりがちだった当時のファミコンゲームの例に漏れずやたらと難し過ぎて、ヘタレのわしとしては遊んでてしんどい内容だった。
 もうちょっとマイルドなモードを搭載したアレンジ移植とか、もしくは今の時代に合わせて作り直した完全リメイク作品(スイッチさん版『夢をみる島』みたいな感じで)とか出て来たら嬉しいんだがなァ。どうスか、任天堂さん。

掲載日:2007年10月20日
更新日:2022年5月31日


シリーズ別一覧:ゼルダの伝説

縮緬遊戯堂 > レビューランド > ファミリーコンピュータ > リンクの冒険