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メトロイド
メーカー:任天堂
開発:任天堂開発一部
機種:ファミリーコンピュータ ディスクシステム
発売年月日:1986年8月6日
価格:2600円
ジャンル:アクション(2D)


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メトロイドを食い尽くせ!
(クラゲじゃねーか!)

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 9 7 9 6 7 80
プレイ時間…40〜50時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ここがすごいんです。
・スケールの大きな探索型のアクションゲームとなっている。敵と戦うのみならず、広大な地下迷宮を探索するのが楽しい作り。ステージクリア型では無く、繋がった広大な迷宮を探索するのが斬新。後にメトロイドヴァニアと呼ばれるようになったゲームのシステム自体は荒削りながらも本作の時点で既に完成している印象。

・上下左右に攻撃可能である攻撃方法や空中ジャンプや丸まりなどの多種多様なアクションが画期的(もっとも、下記の欠点のように本作の時点ではまだ融通が効かず、ストレスに感じる部分も多いが)。

・後に『MOTHER』『ドクターマリオ』等も手掛ける田中宏和氏のBGMが良い。おどろおどろしい曲が多めだが、場面場面に合った曲調で雰囲気を盛り上げてくれる。ディスクシステムの追加音源がBGMに使用されており、当時としてBGMの品質が高かった。

・ラスボスを倒せばクリアというゲームが多い中、「そこから脱出する」なる展開がなかなか斬新だった(後のメトロイドシリーズやワリオランドの一部でも採用される等、任天堂開発一部系のアクションでは割と見られるネタではある)。

・今ではちょっとシリーズをかじった事のある人なら誰でも知ってそうだが(…と申すか、スマブラとかで堂々とスーツ着てないサムスが出るくらいで)、主人公のサムスが女性である事が短時間クリアで見ることのできる真のエンディングで明らかになったときは、かなり衝撃だった。
おうのぅ、ダメなんです。
・所々のエリア切り替え時のロード時間は任天堂のゲームとしてはかなり長い部類。頻度もそれなりにあり、「快適そのもの」とは言い難い。

<後のシリーズ作品と比べて不便に感じやすい点>
・しゃがみ動作が無く、高さ1ブロック分の敵に攻撃が当たらないのが地味に不便。避けるなり1ブロック低い位置から射撃する必要があり面倒だったり。射撃のリーチが短くビームの飛行速度が遅いため、攻撃を当てるのも少々慣れが要る。

・ゲーム再開時に体力が少ない状態で始まるので、回復させる作業が必要。近くに補給場所がある事が多い等、配慮はされているが、出来れば体力とかも持ち越し可能なら良かったな。

・後のシリーズ作品では搭載されている地図機能が無い。同じ様な地形の場所がやたらと多いため、道に迷いやすいのが難点。
感想なり。
 ディスクシステム初期のアクションゲームで『メトロイド』シリーズの第1作。マリオやゼルダといった情報開発部系(ミヤホン氏チーム)と違うグンペイ氏率いる開発一部系の作品だけあって、同じ任天堂の内製作品ながら結構雰囲気・手触りは別物で、探索をメインに据えた作りなのもあってなかなか独特な味わいがあったなァと。

 わし個人としては遊んだのは発売から数年経ってからではあったが、続編のGB『2』共々、特有のクセになる「暗さ」があったね。
 今遊んでも楽しめる内容とは思うけど、ファミコンのハードサイクル前半〜中頃の作品であり、古い作品だけに突き放したバランスだったり、後継作品に比べて操作周りに不便な箇所が色々あったり融通の効かなさは凄まじい。それゆえどうしても取っ付きは悪い。未経験者にはリメイクにあたるゲームボーイアドバンスの『メトロイドゼロミッション』の方が良さを感じやすいカモ…(そちらはそちらでほぼ別物クラスのリメイクではあるが)。

掲載日:2006年12月25日
更新日:2026年1月13日


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 9 7 9 7 8 81
プレイ時間…15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
GOOD!!なポイント。
・広大な惑星のフィールドを探索していくという設定の通り、実際に用意されているエリアの広さはかなり広い。探索する中でパワーアップアイテムを見付けたり、ボスを見付けて倒して少しずつ強くなるにつれ惑星の奥地へと進んでいくシステムはとても冒険心を煽られる。様々なフィールドが用意されてる事もあって、見た目的にも音楽的にも常に新鮮味を感じる。

・どのアイテムを集めるかといった事や、収集アイテムを集める順番等も、プレイヤーの手に大きく委ねられているのも特徴かと。ゲームをやり込んだ上級者は上級者なりに、普通にプレイする上では使わないやや複雑なテクニックを駆使すれば、本来なら中盤以降に取得するはずのアイテムをゲーム開始から10分ほどで手に入れられる…なんて芸当が出来るのも良い意味で自由。

・クリア後のボーナスとしてクリア時間に応じてエンディング後にスーツを脱いだサムスが見れるようになっており、こういったご褒美が用意されてるおかげで何度も周回しようという意欲が掻き立てられるのはグッド。後のシリーズではクリア時間だけでなくアイテムの収集率等でも変化するようになってたり、周回プレイする意欲が湧くようにゲーム側が配慮しているのを感じた。

・ディスクシステム特有の音源を上手く活用して作られた宇宙的な雰囲気を感じるBGMが良い感じ。普段のフィールド曲も特徴的かつそのフィールドごとにマッチした雰囲気の曲が多いし、終盤の脱出シーンではかなり焦らされる曲が流れるなど、中々に良いセンス。
BAD!!なポイント。
・後の作品のようにマッピング機能が全く無いので自分の現在位置が分からず行き先が分からなくなる事がある。実はシリーズ中でもマップの大きさは大した事が無く、そこまで複雑な地形ではないんだけど、慣れない間は同じ空間が何度も続くように見えるせいで迷子になった気分になる。

・ゲームをセーブした後に再開する際、持っていた残りアイテム数や残り体力が初期状態にまで戻されるのが非常に面倒。上限は据え置きだが、ゲーム再開時点から稼ぎ行動に勤しむ必要があり、ドアを開けるだけにしてもミサイルを5発〜10発打ち込むといった、ある程度の稼ぎ行動をする事を前提に作られてる節がある。他にも地面を移動する敵には初期装備の射撃が当たらなかったり、システム面やアクション周りに関しては幾つか不備がある。
敵地から脱出しながらコメント。
 今や任天堂の名IPの一つともなったメトロイドシリーズの初代。こういった2D探索型アクションゲームの俗称として『メトロイドヴァニア』なんて呼び方がありますが、それらの元祖となった作品と言ってもいいんじゃないでしょうか。メトロイドという作品がどういった物なのかを知る上では初代の本作は履修しておいた方が良い…ような気もするものの、今から遊ぶと不便さに難儀する事間違いなしなので、初めてメトロイドシリーズを遊ぶならGBA2作辺りから始めた方がお薦め。

 ちなみに、サムスの中の人が金髪クールビューティーの女性である事は今となっては後続の作品で普通に言われていたり、特にスマブラの影響などで大々的に知られてる事にはなってるけども、この時は説明書の時点で『凄腕のバウンティ・ハンター』くらいとしか書かれてなく、さらにこの時は金髪ですらなかったので、周知の事実ではなく特定条件でクリアしたプレイヤーのみが知る事ができるマニアックな情報だったり。

 日本ではディスクシステム版しか発売されてないものの、海外で発売されたNES版ではクリア後の裏技として俗に『JUSTIN BAILEY』と呼ばれるものがある。サムスの見た目がパワードスーツを脱いだレオタード姿&緑髪のサムスに変化し、さらにステータスがとんでもなく強化された状態から遊べるので、難易度も一味違う遊びが出来るようになっていたり。日本ではGBAで発売された『メトロイド ゼロミッション』のクリア後特典のFC版でこの裏技を使う事も出来たので、今から遊びたいならそちらで初代メトロイドを遊んでみるのもアリかと。

掲載日:2021年3月2日


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