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スーパーマリオブラザーズ2
メーカー:任天堂
機種:ファミリーコンピュータ ディスクシステム
発売年月日:1986年6月3日
価格:2500円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)
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映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
8 | 9 | 9 | 7 | 6 | 8 | 82 |
イーヤッフゥゥー!ハハー!!(最高ですがな) |
・前作のスーパーマリオブラザーズがメジャー中のメジャー作品だからこそ、このような極端な味付けのアレンジ作が作れた、とも言えるか。その点ではゼルダシリーズの時のオカリナ→ムジュラの仮面に通ずる部分もあるかも。ゲームとしての方向性って部分では万人向けを目指した『1』に対し、あくまで1をやり尽くした人向けのこの『2』と、しっかり差別化は出来ている。 ・2人プレイが廃止された代わりに、操作キャラが複数用意され、好きな方で遊べるようになった。堅実な操作感のマリオとジャンプは高いがやたらと滑るルイージという具合で2人の性能が差別化されたのもユニークな点。個人的にはルイージのジャンプ力には大変お世話になった。 ・敵を踏んだ時のジャンプが高くなったなどの細かい挙動は微妙に変わっているが基本的には前作と一緒の操作感ゆえ『1』をある程度遊んでいれば操作感覚にも馴染み易い。 ・難易度がクソ高い分、全面クリアできたときの感動もひとしお。最終面D-4をクリアできたときは、もはや涙モノ。 《スコアに反映はさせとらんけど挙げておきたい点》 ・基本的にグラフィックは前作通りだが、ピーチ姫のドット絵はこちら『2』の方が絶対可愛い。後のドット絵では知名度は高いがどこかブサイクな『1』デザインが用いられる事が多いのは少々気の毒かも(苦笑)。 |
マンマミーア(困るでげしょう) |
・とにかく極悪とも呼べる難易度の高さゆえ、地獄のようなトライアンドエラーは当たり前となる。遊んで楽しいと感じる人はある程度限定されてくる部分は否めず。前作『1』程度は軽くクリアできるくらいでないと、序盤の面すらロクに進めない事必至。後のマリオ作品と違いこの時代はまだ方向性が定まっていない事もあり、どちらかと言えば近年のマリオの高難度のオマケDLコンテンツで全編固めたようなやたら極端な激辛路線で味付けされており、最初から最後までキツい! ・グラフィックやサウンド、システムに及ぶまで前作とほぼ完全に一緒なので『2』と言って演出って部分では進化は皆無かと(一応、地面や雲のデザインとかほんのちょっと違う事は違うんだけどネ)。 |
イッツミィマーリオ(感想である) |
『2』とは名乗ってるけども内容的には『進化した続編』じゃなくて『1エンジンを流用したアレンジ作』の域。見た目の変化は非常に少ないし、やたら過激な難度調整により、万人向けとは言い難い内容になっている。一方で、その過激さ激辛さで独特の存在感を放っているのもまた確か。やり込み重視型のマリオって事で、見た目は地味なんだが、当初は日本限定で海外ではリリースされていなかったりだとか、色んな意味で独特の立ち位置にあるのは興味深い。 わしは一応クリアできたのだが、今では果たしてどうなのやら。きっとムリだろうなあ(スーパーファミコンのマリオコレクションだとステージ毎にセーブ出来たから幾分楽だけど、こっちは更にキツいし)。こういう鬼みたいなマリオの新作は現在ではまず登場しないと思われるだけに、なかなか思い出深い作品でもある。 |
掲載日:2005年8月3日
更新日:2019年2月15日
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