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悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲
メーカー:コナミ
開発:KCE名古屋
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1997年11月27日
価格:3980円
ジャンル:アクション(2D)


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ロウソクとお線香もどうぞ♪

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 6 4 4 4 5 42
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よっしゃ!最高ですがな!
・ゲームとして壊滅的なパートがあるワケでもなく、とりあえず横スクロールアクションとして普通に遊べる事は遊べる(名のあるシリーズがソレ止まりで良いんか?…とはなるが)。

・このシリーズとしてはかなり簡単なバランスであり、アクションゲームが苦手な人でもしっかりクリアできる悪魔城ドラキュラ、とは言えるカモ…。ま、難しいゲームがニガテでヌルい物を好むわしですら「ウーン手応えねェな…」って思っちまう程にヌルいんで、ちょっとユルくし過ぎな印象は拭えんが…(笑)。

・BGMは及第点レベルか。突き抜けて程度が低いって印象でもなく、フツーに聴けるレベルかと。まぁ「コナミのファミコン〜ゲームボーイ初期の神がかったクオリティ!」には程遠い気がするんで、やっぱここも退化しとるのだが…。
アッチャー!イカンがな。
・ステージ構成がやたらと単調で、遊んでいて退屈に思える作りなのが逆にしんどい。ステージ辺りの長さはそこそこあるのだが、ギミックも敵の配置もテキトーな印象で、ダラダラと遊び応えの無い平坦な地形ばっかり続くのは何とかして欲しかったところ。

・かなり高難度寄りだったこのシリーズとしては異例の「妙にヌル過ぎるバランス」。被ダメージがやたらと少なく10発以上食らっても平気でいられるため、特にボス戦なんかではダメージ上等で突貫して攻撃連打で撃破を狙うのが最適解に思えてしまうのがちょっと切ない。

・グラフィックもゲームボーイ初期並…と申すか、逆に退化したノッペリ具合。単色ベタ塗りで見栄えは悪い。ここも開発チームの技量の無さがモロに出てしまっている印象ではある。

・やたらと自機の挙動がトロ臭いのはゲームボーイ版ドラキュラの過去作と同様。
感想だぎゃー。
 『ドラキュラ伝説II』以降、久しぶりに登場となるゲームボーイ版の悪魔城ドラキュラ。

 ……なのだが、ウンコなゲームばっかり出していて評判が悪いKCE名古屋が作っているだけにクオリティの低さが目立つ。基本的にはゲームボーイ初期に出た『ドラキュラ伝説』の1と2を下敷きにした作りと思うのだが、白黒のゲームボーイの末期に出たゲームと思えない程にショボい作りなのが悲しい。

 1本のゲームとして破綻してる部分は別に無いと思うし無難に遊べる作りとは思うのだが、ソレでいて遊んでいて退屈なのがキツい。「部分部分で突き抜けた完成度の低さが目立つクソゲー」ではなく「浅く広く程度の低いクソゲー」って意味で、余計にタチが悪いカモ…(苦笑)。

掲載日:2021年11月23日


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