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コラムスGB
手塚治虫キャラクターズ

メーカー:メディアファクトリー
監修:セガ
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1999年11月5日
価格:3800円
ジャンル:パズル(落ちモノ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 4 5 5 6 5 51
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
わあ、キミって凄いね!
(アトム風に)
・まあ、内容は普通のコラムス(同じ色を縦・横・斜めに3つ以上並べるとそのブロックを消せるというルール)。あまり複雑なことを要求されないので手軽に遊べるのは良し。

・ゲームボーイの解像度ながら、作中で描かれる手塚キャラはしっかり見栄えのある一枚絵に仕上がっている印象。視認性・操作性共にまぁ及第点の作りかと。

・変にアレンジされておらず、知識が要求されるワケでもない。良く言えばプレーンなコラムスに手塚治虫のキャラクターだけ載っけた感じなんで、ライトな感覚で遊べるとは言えそう。
フッ、話にならん。1億円は用意しろ。
(ブラックジャック風に)
・シンプルなのは良いけど、地味で淡々としてるとも言える。テトリスとかぷよぷよとかパネポンなんかに比べると折角手塚キャラまで持って来てるのに華が無い。一人でゲームオーバーまで延々と遊ぶモードとあらかじめ積んであるブロックを消していくパズルモードの2種類のゲームモードしかなく、ちょっとボリューム不足の感も。

・アトムやレオやブラックジャック。手塚治虫作品から色々とキャラが出ているが、殆ど背景と一緒で特に物語があるわけでもないし、必殺技とかが用意されてるわけでもない。一枚絵がブロックの積み具合によって何通りかに切り替わるだけであり、そう言った意味ではちょっと看板倒しな印象。下手にゲームの内容までいじくられてイメージ崩されるよりはよっぽどマシではあるんだけどね。

・BGM及び効果音の出来がちょっと酷い。音質が悪くてキンキンと耳に響く感じでちょっと不快にさえ思える。GBのゲームでも曲が良い作品はいくらでもあったワケで、もうちょっとなんとかならんかったか…?
ガハハ!感想じゃ(ヒゲオヤジ風に)
 セガが昔出してたゲームが任天堂機種で登場。発売した頃には「へ!?セガのコラムスがなんで任天堂機種!?」なんて思ったものだが、そう言えばこのあたりで『サクラ大戦』とかもゲームボーイで新作が出てたりしてて、セガが自社ハードを店じまいしてソフト屋への移行も秒読み段階にある時期の作品だったなあ(もっとも、ファミコンやPCエンジン時代にセガのアーケードゲームの移植がセガ以外のヨソの会社から出てる事はあったが)。

 で、この『コラムスGB』、ゲームの内容自体は…ごくフツー。遊べないことは無いけど、そんなに目立つ長所も無しって感じではある。あんまり手塚治虫である必要性を感じないのだが、ゲーム内容があまりに地味過ぎるため、とりあえず賑やかしに手塚キャラ使うべ…って意図でキャラを持って来たんじゃないか?…と勘繰ってしまいたくなるような内容でもあった。
 返す返すも普通に遊べる内容ではあるのだが、キャラを載っけただけでいかんせんジミ。もうちょっと待ってゲームボーイアドバンス辺りで出してりゃ、内容的にももうちょっと見栄えのする豪華な内容に出来たのでは…とか思えたり(苦笑)。

掲載日:2010年12月26日
更新日:2025年7月15日


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