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ドラえもんカート2
メーカー:エポック社
機種:ゲームボーイ(カラー対応)
発売年月日:1999年3月12日
価格:3980円
ジャンル:レース


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ゲームはクソだが(←オイ)
原作は神だぞ!!

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 4 3 3 2 5 34
プレイ時間…3〜4時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
この使い心地は最高だね(スネ夫風に)
・GBカラー対応になり、見栄えは良くなっている。

・前作は妙に画面のチラツキが激しく目が疲れたが、本作では改善はしている(まぁ良い所ってか、コレは無くて当然と思うが)。
ドラえもぅん!最悪だよぅ!(のび太風に)
・グリップの限界値が妙に低く、コーナーでフルスピードで突入するだけでほぼ確実にスピンする。また、コース外のダートでの減速が異様に激しく、ちょっとハミ出したくらいで速度が0近くまで急減する。低年齢層向けのレースゲームとしては妙に難しいバランスと思われるし、爽快感自体も皆無である。どうも理解に苦しむ調整と申すやら…。

・コース形状が最初っから急なコーナーだらけの超絶難度の形状である。……と申すか、コースが何かのイラストの形状になっており、マップでそれを確認できるのだが、イラストにする事にこだわったせいで「全てのコースでほぼ直線が無い」と言う状態に。↑の通り本作のコーナリングの挙動自体が曲がるだけでも難しい有様、かつ、常時ほぼカーブである。おかしくないかね、コレ。

・キャラクターの性能のバランスやアイテムのバランスも極悪。本作はほぼ常時コーナーだらけでコーナーではきっちり減速しないと即時スピンなので、直線での最高速は完全に死にパラメータであり、「最高速が速い」かつ「すぐ滑る」ジャイアンは完全にハンディ用でお気の毒。広い上にカーブだらけなのでマリオカートで言う緑甲羅型の攻撃アイテムも全て役に立たない(まず当たらない)。ほぼ1周常時持つスピンしないアイテムとかは明らかにバランスブレイカーで、発動したらヌルゲーと化す。んー、どうも一事が万事、バランス調整が大雑把と申すか、極端過ぎると申すやら。

・前作ではいつもの5人(ドラえもん・のび太・しずか・ジャイアン・スネ夫)でレースしていたのに、今回は5人でのレースは無く、プレイヤー1人対COM1人のマッチレースしか無い。明らかに退化してるってのはどうなのかと思うが。

・BGMはそれなりの出来とは思うが、何故かハードロック風。ドラえもんって題材に合ってないのは確かである。
オレの感想はオレの物。オマエの感想もオレの物。
(ジャイアン風に)
 ドラえもんのレースゲーム第2作。前作から間を置かずに発売されたが、相変わらず出来は酷い。

 前作がヌル過ぎてキツかったが、今回は逆にしんどくて辛いバランスであり、こちらもなかなか凶悪。カラー対応で見栄えは良くなったものの、COM1人と対戦しか出来ないので内容的にはパワーダウンしている。挙動自体も極悪であり、コーナーでやたらと滑って簡単にスピンするため、安全運転が何より大事だが、あろうことか本作のコースはほぼコーナーのみで構成されており、爽快に飛ばしてスピード感を堪能できるような場面が皆無である。

 どーもねェ。エポック社製のゲームとかロクなモンが無いから遊ぶ前から別に期待もしてないが、それにしたって酷い出来。テストプレイとかして「コレつまんね」って思わんのかね?まぁ「面白い・つまんないは我々には興味は無い。キャラで騙して売っちまえばこっちの勝ち♪」だっただろーけどね、ここの会社の場合(笑)。

掲載日:2021年2月2日


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